NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
中央準オープンからの転入初戦だったメイショウアイアンの前走には驚かされた。上がりが極端にかかる今年の門別で、レースの上がりが38秒2のところ、36秒5という直線大外一気は、まさに他馬が止まって見えた。1000メートルに距離短縮となってどうかだが、そのときと同じような雨の不良馬場になりそうで、またまた相当な素質馬が田中淳司厩舎に移籍してきたものだ。
そしてこのレース連覇を狙うのが、同じ田中淳司厩舎のタイセイバンデット。門別では昨年の道営スプリントでポアゾンブラックに負けただけでまだ底を見せていない。昨年末の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIが故障による出走取消しで、それ以来約8カ月ぶりの実戦でどうか。
カツゲキライデンは、北海道スプリントカップJpnIIIでは地元馬最先着の5着。4コーナーでは先行勢のうしろにつけ、勝ち馬から1秒差に踏ん張った。再転入初戦だった2走前ではサトノプリンシパルの2着で、その相手が今回不在となれば、チャンスはあるかもしれない。
コールサインゼロは、前走でメイショウアイアンには交わされたものの、逃げて3着以下は寄せ付けずというレースぶりには見どころがあった。
昨年のこのレースで4着だったトドイワガーデン、大井から転入4戦目となるモリデンシーザーらの変わり身にも期待したい。
◎11メイショウアイアン
○6タイセイバンデット
▲10カツゲキライデン
△8コールサインゼロ
△5トドイワガーデン
△13モリデンシーザー
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