門別に内回りコースができてからは1600メートルで行われていたこのレースだが、今年は外回りの1700メートルとなった。やはり内回りは経験の少ない2歳馬にはリスクが大きいのだろうか。
サクセッサーは、その1700メートルのスーパーフレッシュチャレンジを圧勝。好スタートを決めると前半は桑村騎手が行きたがるのを抑えるのに苦労していたようで、さらに道中は気の悪いところを何度か出して2番手に下げることになり、しかし直線で弾けるとあっという間に後続を突き放した。角川調教師にして「常識はずれの勝ちっぷり」。それが悪い方に出れば能力をまったく発揮できないということもありそうだが、能力が高いことは間違いない。
栄冠賞を勝ったイッキトウセンは、函館2歳ステークスの出走権を得たが、芝よりもダートで距離を伸ばしたところで、ということでこちらに出走してきた。栄冠賞での先行勢はオーバーペースで直線一杯になり、2列目から抜け出したのがこの馬。たしかに距離伸びてという感じはある。
栄冠賞3着だったステッペンウルフは、スタートでダッシュがつかず3コーナーを回ったのは14頭立ての13番手。しかしそこからラチ沿いを通って位置取りを上げ、一瞬2着はあったかという3着。上り38秒台はこの馬だけだった。この馬も距離伸びての期待だが、気性難ということでの不安もある。
ホワイトヘッドは、栄冠賞では見せ場なく10着だったが、続く前走1700メートルのルビー特別では6馬身差の圧勝。今年の門別の馬場は、例年以上にタイム比較が難しい(というかあまり意味がない)が、2歳1700メートル戦はここまで8戦行われ、ホワイトヘッドの1分50秒8は最速の勝ちタイム。
1200メートルのフレッシュチャレンジを5馬身差で圧勝したマイティウォーリアも距離伸びての期待。
◎4サクセッサー
○8イッキトウセン
▲9ステッペンウルフ
△5ホワイトヘッド
△2マイティウォーリア
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