6歳になっていよいよ充実したセンゴクエースの出番ではないか。昨年10月の狩勝賞で7着に負けて以降は一度も3着以内を外していないという成績。その中でも、ドリームエイジカップを制し、チャンピオンカップ、ばんえい十勝オッズパーク杯、旭川記念と、700〜800キロ台前半の重賞で、常に勝ってもおかしくないレースを見せてきた。今シーズンここまでの古馬重賞タイトルを分け合った2頭が800キロなのに対して790キロならチャンスと見る。
コウシュハウンカイ、オレノココロにとって鬼門となっているのが、このレース。2頭とも、この北斗賞は勝ったことがない。とはいえコウシュハウンカイは10キロや20キロの増量でも常に安定した成績を残し、今シーズンもここまで4戦3勝、2着1回と崩れていない。オレノココロは目下3連勝中だが、常に危うさもあって▲まで。
キサラキクは一昨年のドリームエイジカップを6番人気で制し、昨年は北見記念で6番人気3着と、重賞でも上位に来る力はある。配当妙味ならこの馬。
マルミゴウカイは、ばんえい十勝オッズパーク杯で古馬重賞初挑戦ながら3着に食い込み、さらに重量を背負うここでも好勝負ならいよいよ本物だ。
◎9センゴクエース
○8コウシュハウンカイ
▲7オレノココロ
△2キサラキク
△5マルミゴウカイ
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登録のあったラブバレットが回避。栗駒賞は、勝つには勝ったが、というレースぶりで、やはり本調子にはなかったようで、ここはパスしてクラスターカップJpnIIIに備えるようだ。大本命不在となって一転、混戦模様となった。
タイセイファントムは10歳でもまだまだ元気。昨年、中央から移籍初戦の絆カップではラブバレットを負かし、前走栗駒賞でもクビ差まで迫った。中央時代の実績もそうだが、マイルまでなら1200でも1400でも能力を発揮する。盛岡1200メートルも3走前のスプリント特別で余裕の勝利を収めている。1番人気支持された早池峰スーパースプリントは展開に恵まれず7着に負けてしまったが、盛岡コースに戻ってあらためての期待。
早池峰スーパースプリントでもっとも強いレースをしたのはメイショウオセアン。好位追走から直線半ばで外に持ち出すと、坂を越えたあたりでぐいっと伸びた。栗駒賞でも3着に食い下がっており、強敵不在のここならチャンスはありそう。
イーグルカザンは昨年の岩鷲賞3着だが、水沢・盛岡双方で1600メートルの重賞を計3勝。盛岡1200メートルのスプリント特別でタイセイファントムの2着があり、この距離もこなせそう。
ナムラバイオレットの早池峰スーパースプリントは、スタート後に馬群に揉まれてずるずると後退してしまったのが、むしろいいほうに転んで、直線ラチ沿いから一気という末脚につながった。あらためてここはどんなレースをするか楽しみなところ。
早池峰スーパースプリントで逃げて3着だったのがフォルス。水沢1400メートルの栗駒賞は9着だったが、南関東でも1200メートル以下のみを使われていたように、今回は見直す必要がある。
◎3タイセイファントム
○8メイショウオセアン
▲9イーグルカザン
△7ナムラバイオレット
△6フォルス
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