ドレッドノートは、転入初戦だった前走東海クラウンを圧勝。前からはやや離れた6番手を追走していたが、向正面中間から一気に仕掛けると、3コーナー過ぎで早くも先頭。食い下がるダイヤモンドダンスを振り切って直線は独走となった。先行有力勢が総崩れとなって、6馬身差の2着に入ったのが直線を向いてようやく伸びてきた最低人気馬だったということでも、ドレッドノートの力が抜けていたことがわかる。
ハタノリヴィールは大井から金沢を経由しての転入初戦となった笠松グランプリこそ、さすがに遠征勢が強く6着だったが、その後の4戦は重賞・準重賞ですべて3着以内。さらにここ2戦で調子を上げている。とはいえ前走東海クラウンでアタマ差先着を許したダイヤモンドダンスがドレッドノートに子供扱いされたということでは、相手は相当に強力だ。
フロリダパンサーは、中央準オープンから笠松への転厩初戦となった前走、名古屋のA4組戦が後続を振り切って逃げ切り楽勝。中央でダートを使われたのが最後の2戦のみで、ダートでどうかとういう不安はあるが、能力的には地区限定戦なら重賞も勝てそう。
マヤノオントロジーの前走コーラルオープンは、最後方追走から逃げたヴェリテの2着まで追い込んだレースは見どころがあった。
アサクサポイントは、昨年の梅見月杯以来1年以上勝ち星から遠ざかっているが、大晦日の東海ゴールドカップではハタノリヴィールに先着しての2着。前走六甲盃も着順こそ5着だが、強い勝ち方を見せたノブタイザンからコンマ4秒差なら悪い競馬ではない。上位食い込みのチャンスはある。
ヤマニンデリシューも前走ウインター争覇でハタノリヴィールに1馬身半差2着なら上位争いに食い込んできそう。
◎10ドレッドノート
○4ハタノリヴィール
▲2フロリダパンサー
△5マヤノオントロジー
△8アサクサポイント
△7ヤマニンデリシュー
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