ルールソヴァールは休養明けの昨秋からパワーアップを感じさせる。みやこSでは、今やダートGI戦線でトップ争いを演じるテイエムジンソクの2着。実績あるキングズガードやタムロミラクルに先着した。前走ベテルギウスステークスは直線力強く抜け出す完勝で、その充実ぶりを示した。初めての地方の馬場が合うかどうかだが、今回のメンバーなら現状の能力では頭ひとつ抜けている。
相手筆頭は補欠から繰り上がったトップディーヴォ。馬場入場での放馬で除外となったみやこSのあと、名古屋グランプリJpnIIで2着。断然人気のカツゲキキトキトをみずから負かしに行って直線先頭に立ったところをメイショウスミトモに差されてしまった。名古屋と同じ1周1100メートルの佐賀コースでも力を発揮しそうだ。
JpnIIの浦和記念を制したマイネルバサラは58キロでの出走。御陵Sが水の浮く不良馬場で、さらに浦和記念もレースのときに雨は上がっていたが、やはり不良馬場だった。前走ベテルギウスSではルールソヴァールに完敗の4着だったが、小回りはうまくこなせそうで、道悪になればチャンスも膨らむ。
コパノチャーリーは、初めての地方参戦となった白山大賞典JpnIIIは、勝ち馬から4秒以上も離されての8着。とはいえスタートで出遅れ位置をとるのに脚を使ってしまったため参考外。その敗戦で人気を落とすならヒモには押さえたいところ。阿蘇ステークスを勝ってはいるが、2000メートルの距離はやや不安。
フリビオンは、初めてのダートグレード挑戦。西日本ダービーを制した舞台とはいえ、やはり相手は強い。強い相手とのレースを経験して、いずれはダートグレードのタイトルも期待したい。
クリノスターオーは明けて8歳。勝ち星から遠ざかっているとはいえ、地方のダートグレードなら、昨年もマーキュリーカップJpnIIIと白山大賞典JpnIIIで3着。今回も逃げてどこまで粘れるかは相手の能力次第。
◎1ルールソヴァール
○5トップディーヴォ
▲10マイネルバサラ
△7コパノチャーリー
△2フリビオン
△9クリノスターオー
佐賀記念の出走表はこちら