この時期になると中央未勝利や北海道からの転入馬が増えてきて、高知生え抜きは、重賞で2着が4回というバーントシェンナのみというメンバー。近走はC級やB級に格付けされてのレースで、同世代同士とはいえ対戦が少ない馬たちの争いで、能力比較が難しい。
レーヴムッシューはここまで高知で10戦7勝。ほとんどが一方的なレースばかりでまだ底を見せていない。2走前、今回と同じ1600メートル戦で最下位に負けているのが気になるところだが、スタート後、他馬に前をカットされて最後方まで位置取りを下げてしまい、そのままレースにならなかった。距離が問題とも思えず、重賞初挑戦のここで飛躍のきっかけとなるかどうか。
もう1頭、底を見せていないのがセンテンスプリング。中央未勝利から転入しての2連勝はいずれも楽勝で、ともに1300メートルで1分24秒台の好タイム。3連勝で重賞制覇となるか。
重賞実績では、唯一の生え抜きバーントシェンナ。重賞2着4回のうち3回で先着されたのがフリビオン。とはいえ黒潮菊花賞で8着に負けて以降の成績があまりよろしくない。巻き返しに期待したいところ。
カレンラヴニールは、中央未勝利から転入して5戦3勝、2着2回。勝つときはいずれも圧勝というレースぶりだけに、ここでも一発があるかもしれない。
メイソは黒潮菊花賞が3着で、近2走のC1戦を連勝。ここに来て力をつけてきた。
パッパカは、土佐春花賞でバーントシェンナ、フリビオンを負かして重賞勝ちという経験。しかしその後は大敗続きで、ファイナルレースで勝利があったのみ。勝ち負けの期待までは難しい。
◎9レーヴムッシュー
○3センテンスプリング
▲7バーントシェンナ
△11カレンラヴニール
△4メイソ
△10パッパカ
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