NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
前走絆カップで2着に敗れたラブバレットだが、約3カ月ぶりの休み明けに加え、そもそも盛岡のマイル戦は得意ではない。一昨年も絆カップで4着に敗れながら笠松グランプリを制している。ラブバレットの父ノボジャックにはJBCの種牡馬登録がなく、JBCスプリントに出走するためには追加登録料が必要。そのため当初から目標は笠松グランプリに置いており、ここへ向けてのひと叩きとして適当なレースがなく、不得意でも仕方なく絆カップを使っているということのよう。レコード決着となったクラスターカップJpnIIIでタイム差なし2着という実力ならトウケイタイガーにもヒケはとらない。
トウケイタイガーもコーナー4つの1400メートルは得意とするところ。ゴールド争覇ではカツゲキキトキトに差されて2着だったものの、相手も調子を上げていた。メンバー中唯一のグレードタイトル馬として負けられないところ。
浦和から兵庫への転厩2戦目となるエイシンヴァラーにも一発が期待できそう。中央では今年1月に中山のジャニュアリーSを勝ったという実力。浦和に移籍しての大井2戦では結果が出なかったが、前走園田初戦は逃げ切り圧勝。その1400メートルの勝ちタイム1分26秒4は、不良馬場だったとはいえ、トウケイタイガーの同コースの持ちタイム1分27秒8(稍重)より1秒以上速い。
高知のカッサイは、遠征経験こそ少ないが、園田FCスプリントでは2年連続2着に入るなどスピード能力は高い。
◎9ラブバレット
○6トウケイタイガー
▲1エイシンヴァラー
△10カッサイ
笠松グランプリの出走表はこちら