NAR『ウェブハロン』、『優駿』、週刊『競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』『地方競馬中継』解説。ドバイ・香港・シンガポール・アメリカなどの競馬にも足を運ぶ。1964年生まれ。
オヤコダカの前走エルムステークスGIIIは、さすがにレコード決着とあっては8着だったが、それでも勝ち馬から1秒4差ならそれほど悪い競馬ではない。さて、オヤコダカは今年地元でどこまで勝ち続けられるか。最終的に道営記念の2000メートルがどうか、ということになるだろう。しかし今回はもっとも得意とされる内回り1600メートル。この舞台ではオヤコダカにかなわないと見たか、有力ライバルがほとんど出てこないという8頭立てで、かなりの格下か、短距離を使われているメンバーが相手。何かアクシデントでもないかぎりオヤコダカが負けることはないのではないか。
唯一相手になりそうなのは、前走が中央オープンからの転入初戦だったサクラゴスペル。その初戦が初めてのダートで1200メートル。中央時代は芝の短距離を中心に使われ、1600メートルを一度だけ勝っているとはいえ2011年の3歳時。今回、初めて経験するダート1600メートルがこなせるかどうか。
連下争いとして可能性がありそうなのは、星雲賞でオヤコダカの2着だったトウカイビジョンか、前走1800メートルのA1A2戦で2着だったグレイレジェンドだが、それにしても勝ち馬からは大きく離されており、オヤコダカに食い下がるというところまでは難しいだろう。
◎7オヤコダカ
○2サクラゴスペル
△6トウカイビジョン
△8グレイレジェンド
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