ジュエルクイーンの前走、ヒダカソウカップは圧巻だった。3コーナーからビービーバーレルと一騎打ちになるかと思われたが、意外にもビービーバーレルは早めに息切れ。直線はジュエルクイーンの独走となって、2着のステファニーランに9馬身差。内回り1600メートルでオヤコダカが持っていたコースレコードを更新しての圧勝となった。内回りのほうが向くタイプで、今回は外回り1800メートルとなるが、昨年より充実を見せた今なら、ここも強いレースを見せてくれそうだ。
ビービーバーレルは、1番人気と期待されたヒダカソウカップでは直線失速して6着に沈んだ。しかしそれがこの馬の実力ではない。昨年のブリーダーズゴールドカップJpnIIIではジュエルクイーンに先着しての3着。巻き返しに期待したいところ。
ヒダカソウカップに続いてユッコが岩手から遠征してきた。北海道の三冠を狙うベンテンコゾウとともに、岩手から門別への遠征が活発になっている。そのヒダカソウカップは、向正面では先頭から大きく離された後方2番手を追走しながら直線4着まで押し上げた。上がり3ハロンは勝ったジュエルクイーンからコンマ1秒遅いだけの39秒9で、勝ったジュエルクイーンとの差はともかく、2着のステファニーランとは2馬身差。流れや展開次第で、今回も上位争いに食い込んでくる。
ステファニーランは、ヒダカソウカップでは8番人気ながら2着。とはいえ勝ったジュエルクイーンからは9馬身差。1頭抜けて強い馬がいたり、大きく着差が開いたレースでの2着以下の着順は、それが能力の順というわけでないと考えるべきで、今回も連下候補まで。
◎4ジュエルクイーン
◯6ビービーバーレル
▲3ユッコ
△5ステファニーラン
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