6月8日に行われたウィナーズチャレンジは、直線を向いて抜け出したキタノシャガールが勝ったかと思ったが、最後は息切れして3着。開幕日のスーパーフレッシュチャレンジを勝ってから2カ月近く間隔があいた影響があったかもしれない。今回はあらためての期待。フリオーソ産駒では、フリビオンが高知二冠を制するなど現3歳の初年度産駒が地方競馬で大活躍。2年目の産駒の活躍にも期待したい。
タケショウパイロのフレッシュチャレンジは、ゲートをもっさりとした感じで出て徐々に前との差を詰め、3~4コーナーを回るところでは外へ張るようなところがあって鞍上は少し苦労しているようだった。しかし直線に入るとあっという間に2番手以下を突き放して6馬身差の圧勝。まだまだ子供っぽい面もありそうだが、素質は高そう。
6月8日のウィナーズチャレンジを制したのがヤマノファイト。4コーナーではキタノシャガールと一騎打ちかという状況で、直線を向いて一旦は差をつけられたものの、キタノシャガールが一杯になったところを抜け出した。今年の新種牡馬エスポワールシチー産駒ということでの期待もあるが、もしここを勝ってしまうと、6月22日のウィナーズチャレンジが頭数不足で不成立となっており、JRAの函館2歳ステークスに出走できるのがヤマノファイト1頭だけになってしまう。そういう意味では他の馬に勝ってほしいところなのだが。
そのほか、不良馬場とはいえ1200メートルのフレッシュチャレンジを1分12秒9の好タイム、6馬身差で圧勝しているチェゴ。6月8日のウィナーズチャレンジで惜しくも半馬身差2着だったハッピーグリン。おなじみサウスヴィグラス産駒のサザンヴィグラス。ビービーガルダン産駒のヨシノファルコンらも能力は高そう。
◎12キタノシャガール
◯13タケショウパイロ
▲5ヤマノファイト
△3チェゴ
△11ハッピーグリン
△9サザンヴィグラス
△10ヨシノファルコン
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昨年のこのレースで2着だったマルトクスパートが目下3連勝中と好調だ。特に1400メートル戦よりも1230メートルと距離が短いほど他馬を圧倒するスピードを見せている。半妹にレッツゴードンキがいるという血統的にも注目だ。
このレース、過去に2勝を挙げている高知から今年も2頭が参戦。で、カッサイは昨年の2着馬。逃げたランドクイーンに対して3番手からの追走で、4コーナーでは完全に並びかけたものの3/4馬身差で振り切られた。さすがにこの距離のスピード勝負だけに、外を回ったロスは大きかった。その後高知では1300メートルの黒潮スプリンターズカップを制している。昨年が10番枠、今年の8番枠も楽ではないが、まずはスタートを決めたいところ。
ハタノキセキも1400メートルよりも1230メートルの成績がよく、わずか3戦の経験とはいえ3戦して2勝、2着が1回。その2着は、マルトクスパートに惜しくもハナ差で敗れたもの。ただそのときがマルトクスパートより3キロ軽い54キロだったのが、今回は定量57キロになってどうか。
高知から遠征のもう1頭がカイロス。2歳時、福山所属として兵庫ジュニアグランプリJpnIIに挑戦(9着)して以来の園田の舞台。大井時代には1200メートル戦で結果を残していただけに、2歳時以来の超短距離戦で能力発揮という可能性も十分考えられる。
ドリームコンサートは園田ウインターカップでトウケイタイガーの2着。4カ月半ぶりの実戦でどうか。
◎3マルトクスパート
◯8カッサイ
▲9ハタノキセキ
△10カイロス
△5ドリームコンサート
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