NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
インディウムは1年半近い休養から復帰して5戦。一戦ごとに力をつけているように思える。前走東海桜花賞は3着だったが、カツゲキキトキト(2着)に2馬身半差なら相当な能力ともいえる。復帰後はなぜか1400メートル以下のみを使われてきたが、3歳時は1700-2000メートルを使われていただけに、今回距離延びてさらに実力発揮ということも考えられる。ここらあたりで古馬のタイトルを獲りたいところ。
昨年は、佐賀、笠松、そして姫山菊花賞まで重賞3勝という活躍を見せたサウスウインドだが、その後は勝ちきれないレースが続いている。前走のA1特別ではメンバー中もっとも重い別定58キロを背負ってアサクサセーラに半馬身及ばずの2着だったが、今回は定量56キロとなるだけに、巻き返したいところ。
アサクサセーラは、2歳時に16戦、昨年3歳時に18戦と休みなく使われ、それでも4歳になっての今年はA1特別で3勝と充実してきた。重賞でも新春賞3着、六甲盃2着とあと一歩のところまできている。
バズーカは、昨年12月の園田金盃で古馬重賞初制覇を果たしたものの、その後の2戦がいまひとつ。主戦の木村健騎手が今回はインディウムに乗るため、替わって指名された川崎の瀧川寿希也騎手がどんなレースを見せるか。
タガノトリオンフは、新春賞2着、そして前走のA1特別を勝って、両レースともアサクサセーラに先着。このレース連覇を狙うエーシンクリアー。ともに押し出される形での△で、重賞実績のある充実のメンバーが揃った。
◎10インディウム
◯4サウスウインド
▲8アサクサセーラ
△7バズーカ
△3タガノトリオンフ
△5エーシンクリアー
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