3歳馬によるS2重賞だが、この開催では28日に九州ダービー栄城賞が行われるだけに、残念ダービーといったところ。
中心はセツナイキモチ。中央未勝利から転入して3歳条件戦で4戦3勝のあと、S2重賞の佐賀桜花賞4着に、鯱の門特選も4着。3歳の最上位クラスではやや壁はあるものの、今回のメンバーはほとんどがそこまでに至らないメンバー。能力的に一歩抜けていると見る。
ポライトリーも中央未勝利から転入し、ここまで5戦、すべて3着以内で、勝ち馬からの着差もコンマ3秒以内。まだまだ上に行っても活躍できそうだが、今回は経験の少ない距離延長でどうか。
トークーブケパロスは1月にはS2重賞で2着があり、3月にも3歳-2組戦で2着があったが、ここ3戦は勢いに陰り。巻き返しなるかどうか。
ダイギャクテンは北海道から昨秋転入して、前走がようやく佐賀15戦目での初勝利。しかもここ3戦は3着以内と調子を上げている。とはいえ3歳-4組というクラスでのものだけに、ここでいきなり勝ち負けまではどうだろう。距離経験がないのも気になるところ。
プリンセスは中央未勝利から転入初戦となった鯱の門特選が8着惨敗。2走目での変わり身に期待。
◎11セツナイキモチ
◯1ポライトリー
▲4トークーブケパロス
△5ダイギャクテン
△3プリンセス
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エンパイアペガサスは、岩手三冠のかかったダービーグランプリで2着だったとはいえ、勝ったトロヴァオから6馬身離されての完敗。冬期は浦和に移籍して3戦2勝。重賞の報知グランプリカップでは南関東の重賞実績馬を相手に見事に逃げ切り、古馬になっての成長ぶりを見せた。岩手に戻ってどんなレースを見せるか、復帰初戦としての期待は大きい。
中央オープンから転入してきたのが9歳のスズカセクレターボ。その転入初戦、皐月特別は、好位追走から3コーナー過ぎで先頭に立つと、直線でムチは入ったものの、後続との差を確認しながら9馬身もの差をつける楽勝。同じ良馬場だったシアンモア記念の勝ちタイムにコンマ5秒と迫るもの。今回出走している中では最先着4着のイーグルカザンを上回るタイムだった。しかもそれがゴール前は流して出したタイムだけに、仮にシアンモア記念に出ていても勝負になったはず。岩手に戻って初戦となるエンパイアペガサスの状態次第ではチャンスはありそう。
イーグルカザンは1番人気に支持されたシアンモア記念は4着。巻き返しなるかどうか。
アントニオピサは、赤松杯、シアンモア記念がやや離れての敗戦。やや調子落ちだろうか。
コミュニティも大きく崩れることが少ないとはいえ、ナムラタイタンとしのぎを削っていた頃のレースぶりまでは難しそう。
◎6エンパイアペガサス
◯7スズカセクレターボ
▲3イーグルカザン
△5アントニオピサ
△4コミュニティ
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