トライアルの東海桜花賞では、地元のカツゲキキトキトが断然人気に支持されたが、そのカツゲキキトキトに6馬身という圧倒的な差をつけて逃げ切ったのが兵庫のトウケイタイガー。勝ちタイムの1分26秒7は、過去のかきつばた記念JpnIIIの勝ちタイムとくらべても遜色のないもので、57キロを背負って、良馬場でということを考えるとさらに価値が高い。そしてかきつばた記念JpnIIIは今年からハンデ戦となって、52キロで出走できるとなれば期待せざるをえない。昨年の地方年代表馬ソルテの1歳下の全弟ということでも注目だ。
タムロミラクルは中央勢の中では、実績的にも距離経験の面でもやや劣る印象はあるが、ポルックスステークスでは、勝ったドリームキラリとコンマ3秒差で、それが今回はハンデで1.5キロ有利になる。アンタレスステークスGIIIは着順こそ8着だが、2着馬とはコンマ3秒差とほとんど差がない。ほとんど経験のない1400メートル戦でも、コーナーを4つ回る地方のコースなら追走に苦労することもなく勝負になるとみる。
ダートの準オープンからオープンを連勝しているショコラブランは地方初参戦。ドリームキラリもオープン勝ちはあるが、距離が違うとはいえ同じ名古屋の名古屋大賞典JpnIIIで負けすぎているのが気になるところ。
岩手期待のラブバレットは昨年のかきつばた記念JpnIIIが地方最先着とはいえ、勝ち馬から2秒1も離されての6着が気になるところ。ハンデ戦となって昨年より1キロ軽い53キロでどうか。
JpnIII勝ちまでの実績で9歳のレーザーバレットは、トップハンデ58キロはちょっと背負わされすぎなような気がする。とはいえ地方のコーナーを4つ回るコースを得意としているだけに無印というわけにもいかない。
◎トウケイタイガー
◯タムロミラクル
▲ショコラブラン
△ドリームキラリ
△ラブバレット
△レーザーバレット
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