NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
六角川賞組の5頭が再戦となるが、2000メートルから1400メートルへの距離短縮となって様相はがらりと変わりそう。
この距離なら5カ月ぶりの実戦でもコウユーサムライがおもしろそう。昨年大井から転入して、佐賀では1400メートルのみを使われ6戦4勝。レコード決着だった笠松グランプリは4着だったが、厳しい流れのレースでの経験値は大きい。不良馬場で1分27秒台、良馬場で1分28秒台という持ちタイム的にもすばらしい。
相手にはキョウワカイザー。近走は中距離を中心に使われているが、佐賀1400メートル戦でも19戦10勝という成績を残しており、昨年11月から12月にかけてもS2重賞と特別戦を連勝していた。コウユーサムライが休み明けで仕上がりイマイチなら、キョウワカイザーがあっさりという場面もありそうだ。
エイシンテキサスは、中央→兵庫→南関東と一貫して短距離を使われてきた。転入2戦目となった唐津湾賞では、不良馬場とはいえ1分27秒8という好タイムでの勝利だっただけに見過ごせない。
六角川賞を3番人気で制したウルトラカイザーだが、北海道時代から中~長距離で活躍していたように、短距離戦はあまり向かない。それゆえの4番手評価。ただコーナーを4つ回る地方の1400メートル戦なら対応できてしまう可能性はある。
南関東のB級で頭打ちとなったリュウグウノツカイはこのメンバーに入ってどこまでやれるか。連下候補まで。
◎7コウユーサムライ
◯10キョウワカイザー
▲9エイシンテキサス
△1ウルトラカイザー
△8リュウグウノツカイ
高千穂峰賞の出走表はこちら