3歳馬によるS2重賞。牝馬の上位馬は9日のル・プランタン賞へ出走となるため、牡馬にチャンスとなりそうだが、牝馬にも有力馬が多い。
ひとまず本命は牡馬のガブリキック。ホッカイドウ競馬でデビューし一戦のみで佐賀に移籍。4勝を挙げて臨んだカペラ賞こそ11着大敗だったが、2歳最終戦となったアルデバラン特別を6番人気で制した。その後船橋に移籍して3戦したが結果を残せず、今回が佐賀へ戻っての初戦。南関東で強敵相手に揉まれた経験を生かせれば、実力的には通用するはず。
セツナイキモチは、中央から転入後4戦3勝、2着1回とまだ底を見せていない。船橋から期間限定騎乗中の岡村健司騎手は、今年早くも19勝。3月30日現在の佐賀リーディングでは、3~6位に19勝で4人が並ぶ中、2着の差で最上位の3位につけるという好調ぶり。その勢いにも期待したい。
アイディアルレディは、11月に2勝目を挙げて以来勝ち星から遠ざかっているものの、佐賀若駒賞3着、背振山賞2着など、強敵相手に好走もある。母が九州大賞典を制したアイディアルクイン、2つ上の兄にはキングプライドがいるという佐賀の活躍血統だけに素質開花に期待する。
3歳条件戦で目下3連勝中のウイニングムスメ、前走ホープフルカップでセツナイキモチの2着だったトークーブケパロスが逆転候補。
◎2ガブリキック
○6セツナイキモチ
▲10アイディアルレディ
△5ウイニングムスメ
△7トークーブケパロス
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ニードアフレンドは、ホッカイドウ競馬で認定勝ちがありながら昨年2歳時に早々と岩手に移籍。秋は大敗が続いたものの、年末から調子を取り戻し、正月の金盃で3着、新設の奥州弥生賞で4着は、ともに牝馬最先着。牝馬同士のここで重賞初制覇を狙う。大外枠に入ったのはやや不安ではあるが、1400メートル戦ゆえスタート後の直線を目いっぱい使えるだけにハナを奪って一気に逃げ切る。
セカンドネイチャーはホッカイドウ競馬で未勝利のまま転入。11~12月には4戦3勝と昨年終盤に力をつけた。2歳時に水沢1400メートル1分30秒ちょうどという時計があり、重賞でも通用するレベル。あとは今年初戦でどこまで仕上がっているか。
ダンストンレガーメは門別で一般戦を2勝。ホッカイドウ競馬所属で盛岡に遠征して知床賞を勝ち、そのまま岩手に移籍。プリンセスカップ3着など、その後は勝ち星を挙げられていないものの、牝馬同士なら上位を争える存在。
メドゥシアナはデビュー2戦目、芝の若鮎賞での重賞制覇が初勝利。しかし水沢のダート戦は3戦して勝ちきれず。あらためて真価が問われるところ。
ダズンフラワーもジュニアグランプリ制覇など盛岡の芝で2勝。水沢コースはプリンセスカップで経験したのみで、メドゥシアナやダンストンレガーメからは差のある5着という結果。上位争いにからめるかどうか。
◎11ニードアフレンド
○1セカンドネイチャー
▲9ダンストンレガーメ
△4メドゥシアナ
△5ダズンフラワー
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