NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
フルゲート12頭中、9頭が近2走以内に勝っているという好調馬が揃った一戦。地元重賞とはいえ、こういうメンバーを集められるところが、高知は馬券発売が好調であることと無関係ではないように思う。
11歳になったサクラシャイニーだが、衰え知らずの目下3連勝中。昨年は黒船賞JpnIIIで大敗したあとだったこともあってか5着に敗れたが、今年は選考競走の大高坂賞を勝っても黒船賞JpnIIIには出走せず、ここを狙ってきた。これまで地元馬同士の対戦で負けたのは昨年のこのレースだけ。転入したばかりの新興勢力もいるが、ここは負けられないところ。
セトノプロミスがその新興勢力の筆頭。中央準オープンからの転入初戦となった前走A-2戦では、3番手追走から、逃げて直線でも先頭だったマウンテンダイヤをとらえて突き離した。その前走の馬体重がプラス10キロだっただけに、絞れてくればさらに強いレースをするかもしれない。
4歳馬ナスノフラッシュは、A級の一般戦で4戦連続連対中と力をつけてきた。古馬重賞は今回が初挑戦となるが、ここで好勝負ならこれからが楽しみだ。
サチノシェーバーは、A級の一般線では強いが、A-1特別となるとあとひと押しが足りない感じ。とはいえ年明け後はほとんど馬券圏内を外さないレースを続けていて、ここでも上位を賑わす存在になりそう。
ともに転入初戦のA級戦を圧勝したマルマロス、コパデスコパらはこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎2サクラシャイニー
◯6セトノプロミス
▲4ナスノフラッシュ
△3サチノシェーバー
△7マルマロス
△10コパデスコパ
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