NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今開催では、この嘉瀬川賞と翌26日の鏡山賞が、はがくれ大賞典ステップとして、A級馬による2000メートルのS2重賞という同じ条件で組まれた。嘉瀬川賞はA2級馬のみ、8頭立てとやや寂しいメンバーとなった。
その中でもコウザンゴールドは昨年10月の九州大賞典で3着があった以外は、昨年1月31日のC級戦から距離を問わず連戦連勝。前走1400メートルのA2戦も7馬身差圧勝だった。A2級馬だけという今回のメンバーならまだまだ負けられないところ。
コウザンゴールドにとって手強い相手になりそうなのが高知から転入初戦のニシノファイター。高知では1400〜1600メートル戦を中心に使われていたが、もともと北海道では1800メートル以上の重賞で好走を続けていた。重賞級がいないこのメンバーならいきなりアッと言わせる場面があるかもしれない。
コスモガラサは中島記念5着のほか、キョウワカイザーとの対戦で何度か掲示板内の好走があり、今回のメンバーなら能力上位。
アラートミノルは、笠松からの転入2戦目となった前走如月賞が5馬身差の圧勝。笠松ではA級での好走歴があり、前走のレースぶりからさらなる上昇があるかもしれない。
コスモポッポは、2走前の球磨川賞でコウザンゴールドの2着と好走し、A級のメンバーに入っても上位を争える能力を示した。ただここはメンバーが手強くなって連下争いまで。
◎8コウザンゴールド
◯5ニシノファイター
▲6コスモガラサ
△3アラートミノル
△7コスモポッポ
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