NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
今年はカレンダーの曜日の並びからして、大晦日の桐花賞から中8日という日程。それゆえ、桐花賞組で出走してきたのは2着のアントニオピサ、6着のナリタスーパーワン、8着のチョイワルグランパの3頭。加えて重賞勝ちがあるのがスフィンクス(15年栗駒賞)、ミラクルフラワー(16年みちのく大賞典など)の2頭だけという、やや寂しいメンバー構成となった。
中心は、やはり桐花賞2着のアントニオピサ。桐花賞では、逃げたナムラタイタンに向正面で並びかける場面があり、最後は突き放されたものの、それでも3着のコミュニティ以下を寄せ付けなかったというレースぶりは評価できる。中央時代の4勝はすべてダート1800メートル、大井での2勝は1600メートルということでは、距離短縮もプラスになると見る。
岩手の実績では、牝馬のミラクルフラワーが最上位。今シーズンだけでも、みちのく大賞典、フェアリーカップと重賞2勝。ビューチフルドリーマーカップで8着だった以外、今シーズンの岩手ではすべて連対。出走予定だった12月の白嶺賞が雪のため取止めとなり、11月以来の実戦となるのが気になるところ。
中央のダートオープンで上位争いをしていたナリタスーパーワンは、岩手初戦となるはずだった白嶺賞が取止めとなり、桐花賞が6着。ひと叩きしての上積みがあれば勝利も狙える。
おそらくここまで3頭の勝負で、中央準オープンからの転入初戦で今回が初ダートとなるゴットフリート、大晦日のA級一組特別2着のスフィンクスが割って入れるかどうか。
◎1アントニオピサ
◯9ミラクルフラワー
▲6ナリタスーパーワン
△4ゴットフリート
△3スフィンクス
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