名古屋で10月6日行われたJRA認定のセレクトゴールドと、2歳キング。ともに距離は1400メートル。セレクトゴールドを勝ったハーバーフライトは、2番手追走から4コーナー手前で持ったままで先頭立つと、直線突き放してという楽勝。一方、2歳キングを勝ったミトノリバーは、逃げてなんとか後続を振り切ったというレース。勝ちタイムもまったく同じ1分31秒9だが、余裕があったハーバーフライトのほうが能力は高そう。距離が伸びてもハーバーフライトのほうにアドバンテージがあると見る。ハーバーフライトはここまで6戦4勝、着外2回。勝つときは強いが、負けるときは惨敗。2歳のこの時期ゆえ、そうした危うさはあるのかもしれない。
2頭をあっさり負かす可能性があるのが、北海道から笠松へ移籍してこれが2戦目となるハローマイダーリン。勝ったのはフレッシュチャレンジだけだが、その後、栄冠賞やウィナーズチャレンジで強いメンバーに揉まれてきた。転入初戦のジュニアクラウンは2着だったが、走破タイムの1分29秒1は、2歳のこの時期なら重賞でも勝負になるレベル。2戦目の上積みがあれば、あっと言わせる場面はありそう。
ミトノリバーは▲にしたが、2走前、ハーバーフライトが直線で失速したレースでは、ハイペースの先行争いに巻き込まれながらも、そのうしろで構えていたミスオリオンに最後まで食い下がった。展開次第ではということはあるかもしれない。
2歳キングでミトノリバーに1馬身半差まで迫ったカツゲキマドンナ、準重賞の秋風ジュニアで2着だったマルヨアキトらにもチャンスはありそう。
地方出身の新種牡馬として大活躍といっていいフリオーソの産駒で、母がクレバーユーミンというサザンオールスターは、なんとも馬名が気になるのだが。
◎8ハーバーフライト
◯11ハローマイダーリン
▲5ミトノリバー
△2カツゲキマドンナ
△7マルヨアキト
△9サザンオールスター
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