センゴクエースの前走山鳩賞は、同世代同士で初めての敗戦。第2障害の天板の手前で脚をかけるところで空振りしたような格好になり、そのまま前につんのめるような感じで倒れ込んでしまった。平地の競馬なら、たまたま前の馬の脚にひっかけて落馬してしまったくらいな不運。今回もそのときと同じ10番枠に入ってしまったのは何かイヤな感じだが、同世代同士では5月のすずらん賞では最大70キロのハンデ差があっても勝っており、負ける場面はあまり想像できない。
相手にはアスリート。5月のすずらん賞では障害2番手からセンゴクエースの2着に粘り込み、山鳩賞では障害3番手から一気に先頭に立って押し切った。今回も最軽量ハンデを生かして上位に食い込むと見る。
センゴクエースを別格とすれば、能力上位はバウンティハンターというのは疑いようのないところ。前走のはまなす賞の勝利まで7戦連続で3着以内と好調続きでもある。
キンメダルは今シーズンまだ勝ち星こそないものの、はまなす賞でも差のない3着だったように、重賞なら力を発揮する。
タキニシサンデーは、柏林賞、はまなす賞でともに4着。最軽量ハンデだけに侮れない存在。
◎10センゴクエース
◯4アスリート
▲3バウンティハンター
△5キンメダル
△6タキニシサンデー
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サンエイゴールドは、1番人気に支持されたせきれい賞では、3~4コーナーでパーティメーカーとビームライフルが一気にまくっていったところを追いかけたものの、その一瞬のタイミングで後手にまわってしまった。ハナ差の決着だった前2頭に迫ったものの、3/4馬身届かずという結果だった。再度の古馬挑戦で巻き返す。
ブレークビーツのせきれい賞は、スタート後先頭に立って逃げようとしたところ、2頭にからまれる厳しい展開になって失速。桂樹杯では一転、中団に控える競馬で直線馬群を捌いて突き抜けた。今回も他馬の出方次第だが、このメンバーでも勝ち切る能力はある。
パーティメーカーはよほど盛岡の芝が合うのだろう。重賞2勝は盛岡の芝での2戦。それにしてもせきれい賞は2歳時以来、じつに1年8カ月ぶりの勝利だった。前が競り合ったところ前半は中団に控え、3~4コーナーから一気にまくる仕掛けが見事にはまった。今回も展開ひとつでチャンスはありそう。
大井のロゾヴァドリナは昨年3歳時、オパールカップからOROカップを連勝。とはいえ前走が2月のB1B2特別3着で、今回はそれ以来7カ月ぶり。どこまで仕上がっているか。
鳴り物入りで転入したダイワマッジョーレだが、ここまでの2戦は期待はずれの結果。桂樹杯は3コーナー過ぎから早めに仕掛けていったが、直線の瞬発力勝負で最後のひと押しが足りなかった。今回も上位争いまであるかどうか。
中央オープンから転入初戦のサカジロロイヤルだが、中央時代は右回りの芝1200mという限られた条件のみで6勝。重賞3着も同じ条件の京阪杯だった。昨年後半は二桁着順が続いたが、盛岡コースをこなせれば能力的には通用してもおかしくはない。
◎4サンエイゴールド
◯8ブレークビーツ
▲2パーティメーカー
△12ロゾヴァドリナ
△6ダイワマッジョーレ
△13サカジロロイヤル
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