地方馬では2010年に船橋のテイエムヨカドーが勝っているが、地元馬の勝利は2008年のナセまで遡るという霧島賞だが、今年は地元馬にもおおいに期待できそうだ。
コウユーサムライは中央準オープンから大井を経由して転入。S2重賞でいずれも完勝という内容で2連勝。3カ月半ぶりの実戦がどうかだが、前走高千穂峰賞では、その後吉野ヶ里記念で2着のテイエムチカラを負かしている。中央の500万クラスを勝ち負けというメンバーが相手なら十分に勝負になる。
吉野ヶ里記念を制したカシノタロンは、サマーチャンピオンJpnIIIではなく、なるほどここを狙ってきた。たしかに中央オープン馬を相手にするより、はるかに相手関係が楽になるここで1着賞金800万円を狙ったほうが現実的ということなのだろう。吉野ヶ里記念でS1重賞初勝利となった石川慎将騎手にとっては、さらにビッグタイトル奪取のチャンスだ。
昨年中央の準オープンから転入して霧島賞で3着だったのがコウユーヒーロー。その後も調子落ちはなく好走を続けている。中島記念での3着もあり、上記2頭とも能力的に差はない。
結果がどうなるかはわからないが、予想で◎◯▲がいずれも地元馬になるというのもめずらしい。それだけ地元の期待も大きい。
中央勢では3歳のナンゴクロックオンに期待。たんぽぽ賞を制して、5カ月ぶりの前走は13着惨敗だったが、叩き2戦目の変わり身と、2戦2勝という佐賀コースへの適性にも期待。
3連勝でトライアルのえびの特別を制したテイエムトッピモン、大隅特別を制したキヨマサらも上位を狙えそう。
◎3コウユーサムライ
◯4カシノタロン
▲8コウユーヒーロー
△7ナンゴクロックオン
△12テイエムトッピモン
△11キヨマサ
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