NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
中央500万条件から転入したクートネイは、いずれも一方的なレースぶりで3連勝。特にトレノ賞と同じ1300メートルの前走ヴェガ特別は、水の浮く不良馬場だったとはいえ勝ちタイムの1分20秒7は優秀。トレノ賞をそのタイムで走ればレースレコードだし、コースレコードにもコンマ5秒足りないだけ。楽しみな馬が転入してきた。
マウンテンダイヤは、昨年のトレノ賞がエプソムアーロンの2着。1300&1400メートル戦では崩れることがなく、33戦して連対を外したのは、たった2度だけ。その連対を外したひとつが黒船賞JpnIIIだから、地元同士ならまったく崩れることがない。昨年の雪辱を果たしたいところ。
エプソムアーロンはここ5戦でも4勝2着1回と、12歳でもまだまだ元気。とはいえさすがにズブくなってきたのか、今年になってから1300&1400メートルのレースぶりが今ひとつ。昨年ほどの勢いはないと見る。
カッサイは、大井から転入して初戦2着のあとA-4まで7連勝と一気に駆け上がってきた。遠征で重賞初挑戦となった園田FCスプリントは惜しくも2着。今回、園田以上にメンバーが揃った感じはあるが、あっと言わせる場面はありそう。
昨年中央オープンから転入して快進撃を続けたメイショウツチヤマだが、今年4月の二十四万石賞を制したあとは、らしくないレースが続いている。巻き返しに期待したいところ。
◎9クートネイ
◯10マウンテンダイヤ
▲3エプソムアーロン
△2カッサイ
△1メイショウツチヤマ
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