スティールキングに、ホッカイドウ競馬史上5頭目の三冠馬誕生の期待がかかる。一冠目の北斗盃、二冠目の北海優駿では、それぞれジャストフォファン、キングニミッツが2着、3着の着順を入れ替えたという結果。北斗盃では大きく差をつけられたキングニミッツが、北海優駿では2馬身半まで差を詰めたということでは、王冠賞がかつての2600メートルならさらにということも考えられなくもないが、北海優駿よりも短い1800メートルということでは、既存勢力とは勝負付けが済んだと考えてよさそう。北斗盃でのジャストフォファンとの1馬身差も、内回りコースでこそと思えた。ここまでの二冠には不出走の新興勢力との力関係ということになるが、北海優駿の余裕の勝ちっぷりからは、三冠を期待してもいいのではないか。
そして対抗にはキングニミッツ。逆転まではどうかだが、大井から戻って一戦ごとにレースぶりはよくなってきている。前走、JRA未勝利との交流で2着の走破タイムは良馬場で1分56秒5。去年あたりからの古馬1800メートル良馬場の重賞の勝ちタイムを見ると、概ね1分54秒~55秒台の決着となっているので、3歳馬同士なら重賞で勝ち負けになりそうなレベルにはある。
怖いのが中央未勝利から転入して5連勝中のキタサンシャドーだ。前走も楽々と逃げ切って2着馬に5馬身差。一気に世代の頂点に立つ可能性はある。
北海優駿ではゴール前失速して3着だったジャストフォファンだが、距離短縮となるのはよさそう。ただ、盛岡遠征から中2週は気になるところ。
北海優駿4着だったピットブルはどこまで差を詰められるか。
◎9スティールキング
◯5キングニミッツ
▲10キタサンシャドー
△2ジャストフォファン
△7ピットブル
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