センゴクエースとキサラキクがオープンの基礎重量(牡馬770キロ、牝馬750キロ)から別定20キロ増となり、最軽量牝馬のホクショウモモとは最大60キロというハンデ差がついた難しい組み合わせ。
ここはしばらく不振が続いていたカゲホウトウを狙ってみる。銀河賞4着のあとは勝ち馬から20秒以上差での惨敗が続いていたが、780キロを曳いてのチャンピオンカップでは勝ったオレノココロから16秒差の5着。好走とまでは言えないものの、障害ではじっくり溜めて仕掛けてひと腰でクリアすると、ゴールまでしっかり歩いていた。今シーズン前半は、柏林賞勝ちに、はまなす賞でも2着と好走。ともにトップハンデ馬から20キロ軽いという重量の設定で、今回はさらに30キロ差。チャンピオンカップを復調と見れば、ここは勝負になるのではないか。あくまでも連軸ということで。
相手筆頭にはハクタイホウ。定量の天馬賞では1番人気もキサラキクの2着に敗れたが、今回はそのキサラキクが別定20キロ増となったのに対し、増量なしは断然有利。天馬賞で2着に負けたがゆえ、負担重量に恵まれた。しかし端枠同士の本命対抗というのは、それだけでちょっとハンデを背負っているような気がしないでもない。
4歳ながら別定20キロ増、790キロのトップハンデとなるセンゴクエースはどうだろう。4歳同士の白雪賞は最大50キロのハンデ差をものともせず快勝したが、今回は5歳馬との対戦で、しかも最大60キロのハンデ差。勝つ可能性もあるとは思うが、楽な競馬にならない可能性のほうが高いように思う。
銀河賞を勝って以降、見せ場のないレースが続いているカイシンゲキだが、世代限定重賞なら巻き返してきそう。
白雪賞2着で、今回牡馬では最軽量となる750キロのコウリキ、740キロの牝馬シリウスらも好走が期待できそう。
◎1カゲホウトウ
◯10ハクタイホウ
▲5センゴクエース
△3カイシンゲキ
△6コウリキ
△7シリウス
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ここはキョウワカイザーが強そうだ。5連勝のあと挑んだJpnIIIの佐賀記念は6着に敗れたとはいえ、前半、クリノスターオーとハナ争いとなってのもの。地元馬同士のレースではありえない厳しいペースはさらなるパワーアップにつながっているはず。
このレース3連覇がかかるのが兵庫のエーシンクリアー。一昨年は初遠征もあって4番人気での勝利。昨年は単勝3番人気ながらオッズは3.6倍という差のない人気で、プルーフポジティブに4馬身差をつけての完勝だった。その後も姫山菊花賞の勝利を含めすべて掲示板内と堅実な成績で、調子落ちはなさそう。とはいえ、中島記念で1、2着を争った◎▲の2頭は、過去2年以上の手強い相手となりそう。
キングプライドは3歳ながら1番人気で臨んだ中島記念だったが、キョウワカイザーに4馬身差をつけられての完敗。しかしその後の3戦はいずれも圧勝。あらためて古馬のS1重賞初制覇がかかる一戦。
サウスウインドは、昨年12月以降の重賞、園田金盃、新春賞、梅見月杯の3戦でエーシンクリアーと対戦して2度先着。今回、エーシンクリアーが得意とする舞台でも互角に力を発揮できるかどうか。
昨年1番人気に支持されながら3着だった高知のリワードレブロンだが、今年は山口勲騎手の手綱であらためて期待がかかる一戦。
◎4キョウワカイザー
◯1エーシンクリアー
▲7キングプライド
△10サウスウインド
△6リワードレブロン
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