NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
3歳馬による1800メートルのS2重賞。
ダンツブルースは、中央未勝利からの転入初戦となった大観峰賞を圧勝。2番手でがっちり押さえての追走から、手ごたえ十分のまま4コーナー手前で先頭に立つと、直線でもほとんど追われることなく2着馬に楽に7馬身差をつけた。勝ちタイムは平凡だが、それなりの相手がいてしっかり追われればまだまだタイムは縮まる。ダービー戦線に向けて楽しみな一戦となりそう。
オダツは天山賞2着以来4カ月ぶりの復帰戦。時期がまったく違うところでのタイム比較が参考になるかどうかわからないが、天山賞2着のタイムはダンツブルースの大観峰賞の勝ち時計より2秒7も速い。その天山賞が、のちに花吹雪賞を制して飛燕賞2着だったドンプリムローズと3/4馬身差の接戦。大差をつけての3着サプールは、飛燕賞を制した。3歳初戦でも成長があれば勝負になる素質はありそう。
飛燕賞で惨敗だったライオンクイーンだが、このときはドンブルーローズに競りかけられオーバーペースとなって向正面で苦しくなってしまった。12月のアルデバラン特別では、その後飛燕賞を制したサプール相手に逃げ粘ってクビ差2着があり、花吹雪賞でもそれほど差のない4着。ここは巻き返しのかかる一戦。
タイムオブレディーは、花吹雪賞ではライオンクイーンに先着しての3着。ただ続く前走背振山賞では離れた4着だっただけに、あらためてここで真価が問われる。
前走が中央から転入して3戦目での初勝利だったスイシン、2走前にそのスイシンを負かしているディーズメヌエットらは連下候補。
◎5ダンツブルース
◯2オダツ
▲1ライオンクイーン
△3タイムオブレディー
△6スイシン
△9ディーズメヌエット
古伊万里賞の出走表はこちら