取消後に惨敗が続いたホクショウディープだったが、ここ2戦で完全復調。特に前走、障害4番手から力強く抜け出すというレースぶりは圧巻だった。それがトップハンデのものだけに、定量のここでは逆らえない。
逆転の可能性は、ここにきての充実ぶりが目立つプレザントウェー。前走も3着とはいえ障害先頭から差のないレース。当日は雪予報もあり、早めの仕掛けから粘り込む場面もありそう。
ツルイテンリュウは、ここ3戦こそいまひとつのレースが続いているが、それほど大きく負けているわけではない。ナナカマド賞4着、ヤングチャンピオンシップ2着という重賞実績に加え、A-1で4勝を挙げているという実績からも能力は上位。
キタノリュウキはデビューからの3連勝もあって常に最上位クラスでの戦いで、ここまで18戦して3着以内が13回という安定した成績は評価できる。
ここ2戦で好走のアラワシキング、ナナカマド賞2着のサクラダイチらは連下候補。格下からギリギリ滑り込んで出走のショウヘイだがA-1での好走もあり穴としての期待。
◎6ホクショウディープ
○2プレザントウェー
▲1ツルイテンリュウ
△9キタノリュウキ
△5アラワシキング
△4サクラダイチ
△10ショウヘイ
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B級馬による1400メートルのS2重賞。
前開催の同条件、梅花特別組では、連勝中だったテイエムチカラは、前半はイッセイイチダイに、向正面からはクロスオーバーに徹底マークに遭ってという厳しい展開で3着という結果。引き続き他の牡馬より1キロ重い57キロを背負うことになるが、出走すれば有力な相手になったであろうクロスオーバーが前日の黒髪山賞にまわったこともあり、マイペースのレースに持ち込んで巻き返し可能と見る。
その梅花特別を制したのがカシノボルト。前3頭がやりあうのを見て4コーナーで内を突いて抜け出すという漁夫の利的な勝利だった。ここ5戦連続連対と崩れることはなさそう。
B級の上位クラスではしばらく苦戦が続いていたエッフェルだが、前々走では上記2頭に続く3着、前走では1750メートルのS2重賞を勝利と調子を上げてきた。その勢いなら上記2頭に迫る場面も。
大井から戻っての初戦となった梅花特別が5着だったケンシスピリットには上積みが期待できそう。
コスモガラサは前走の如月賞こそ今ひとつだったが、それまでのレースぶりからは上位争いも可能。
昨年末はA2を走っていたスイートドーナッツも能力的に差はなさそう。
◎8テイエムチカラ
○1カシノボルト
▲11エッフェル
△10ケンシスピリット
△9コスモガラサ
△4スイートドーナッツ
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