ディアマルコは、重賞並に設定された高額賞金の新馬戦を9馬身差の圧勝で飾り、ここまで高知では7戦5勝。2歳馬同士のレースで負けたのは一度だけ。笠松に遠征してのラブミーチャン記念4着も、相手のレベルを考えれば好走といっていいだろう。1300メートルの持ちタイムでも、前走の1分24秒0がメンバー中最速。ここでも一気の逃げ切りを決めそうだ。
北海道からの転入初戦で、そのディアマルコに半馬身差と迫ったのがブラックビューティ。続く古馬C3戦を4馬身差で快勝しており、移籍後のコース慣れと上積みがあれば逆転の可能性も。
キューバンボーイは、門別からの転入初戦が上記2頭と一緒に走って離されての4着だったが、2戦目を勝利。ただ勝ちタイムとしては平凡で、上記2頭に迫るにはかなりの上積みが必要。
ハルノフェスタは、前走がキューバンボーイのクビ差2着。デビューからここまで10戦して8連対。相手なりに堅実に走るタイプだが、勝ち負けまではどうか。
スピッツベルゲンは門別でほぼ休みなく18戦して1勝。転入初戦を勝ったが、2戦目はディアマルコ、ブラックビューティと一緒に走って8馬身離されての3着。その差を詰めることができれば馬券圏内も。
◎2ディアマルコ
◯8ブラックビューティ
▲11キューバンボーイ
△10ハルノフェスタ
△6スピッツベルゲン
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キングプライドの、2011年ウルトラカイザー以来4年ぶりとなる3歳馬による中島記念制覇に期待したい。2歳時は1勝のみだったが、3歳になって一変。九州ダービー栄城賞での5馬身差の圧勝を含め、夏休みを挟んで目下7連勝中。前走A1・A2の烏帽子岳特別ではゴール前で差を詰められたが、まだ余裕はあった。まだまだ底を見せていない。
相手は烏帽子岳特別上位組。3着だったコウユーヒーローは、ゴール前よく追い込んだが、2着のミッキーマーチをとらえきれなかったのは、3~4コーナーあたりでやや置かれてしまったぶん。九州大賞典でも2着に好走し、中央から転入後6戦してすべて3着以内と崩れることもない。
ミッキーマーチは中央から転入後3戦連続2着。烏帽子岳特別では、向正面での仕掛けから4コーナーでは馬場の重くないギリギリの内をうまく立ちまわって差を詰めた。展開ひとつで逆転の可能性も。
九州大賞典を制したダンツキャッチは、烏帽子岳特別では直線で競り負けての4着。巻き返しなるかどうか。
キョウワカイザーは目下3連勝中と好調だが、このメンバーに入ってどこまでやれるか。
コパノエクスプレスは昨年の2着馬。3走前の古処山特別ではコウユーヒーローに2馬身差をつけて逃げ切っているだけに、人気がなければ連勝のヒモとして一考。
◎6キングプライド
◯1コウユーヒーロー
▲4ミッキーマーチ
△5ダンツキャッチ
△2キョウワカイザー
△9コパノエクスプレス
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