NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
佐賀のB級馬によるS2重賞。この開催のB級では、29日に1750メートルの初冬特別が行われ、こちらは1400メートル戦。
近3走で馬券にからんだのがクイーンズライフとマイネルプレジャーだけで、何やら高知の最終レースに行われている、「一発逆転ファイナルレース」のようなメンバー。その高知から転入初戦となるクロスオーバーが強そうだ。佐賀では昨年、花吹雪賞、ル・プランタン賞、ロータスクラウン賞と、高知からの遠征競馬で3つのタイトルを獲った。その後勝ち星がないが、使われていたレースはダートグレードや南関東の重賞・特別がほとんど。前走が高知のA-2戦で6着、勝ち馬から1秒差という実力なら、佐賀のB級なら断然といってもいいかもしれない。
クイーンズライフは、2走前のB-3戦が2着で、前走B-1特別では9番人気ながら4着。転入初戦の馬が何頭かいて力の比較が難しいが、佐賀の既存勢力で好調なのはこの馬だけ。
ダノンハラショーは、前走のB-1特別でクイーンズライフに続く5着。高知から転入した春から夏にかけてはB級上位で勝ち負けをしていたという実力で、今回は休み明け3戦目での変わり身に期待。
アドマイヤダリヤは中央からの転入初戦だった前走が案外だったが、馬場への適性があればこのクラスなら能力上位。
中央からの転入初戦となるマイネパシオーネ、ここ2戦はいまひとつだが9月にこのクラスで好走していたマイネルプレジャーらにも期待できそう。
◎7クロスオーバー
◯10クイーンズライフ
▲4ダノンハラショー
△2アドマイヤダリヤ
△5マイネパシオーネ
△8マイネルプレジャー
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