重賞初挑戦だがグルームアイランドに相当な素質を感じる。3歳4月と遅いデビューだったが、門別、船橋、そして前走から金沢と移籍して、ここまで15戦13勝。前走、2着に9馬身差をつけて楽勝したA-2特別の勝ちタイム2分9秒1は、今シーズン金沢で行われた同じ2000メートルの古馬重賞スプリングカップ、イヌワシ賞よりも1秒ほども速いもの。直線でもほとんど追われずに出したタイムだけに、まだまだ能力はありそう。
ジャングルスマイルは今シーズン9歳でも重賞3勝。百万石賞ではナムラダイキチを負かしており、そのナムラダイキチが不在であればこの馬の天下といってよさそう。移籍してきた刺客グルームアイランドとの一騎打ちだ。
北国王冠でジャングルスマイルとコンマ5秒差の3着だったアキレウス、笠松遠征なども含め今シーズン掲示板を一度も外していないトウショウプライド、川崎から再転入してトウショウプライドなどと接戦のあったビービーガザリアスらが上記2頭に迫れるかどうか。
◎4グルームアイランド
◯7ジャングルスマイル
▲1アキレウス
△9トウショウプライド
△10ビービーガザリアス
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サプライズハッピーは芝のジュニアグランプリで6着はあったが、ここまで7戦して6連対。前走プリンセスカップは、他地区から遠征の強豪相手に直線一気の差し切りを見事に決めた。今回は別定2キロ増となって牝馬ながら56キロを背負うが、ここまでの実績は断然で、負担重量増も問題なくこなすと見る。
期待したいのは北海道から転入2戦目のイチダイ。前走転入初戦のフューチャーステップは3~4コーナーでもじっくり溜め、直線ではラチ沿いから伸びゴール前3頭接戦の2着だった。2戦めの慣れと上積みがあればサプライズハッピーに迫る場面まであるかもしれない。
サンエイホープは、知床賞こそ7着だったが、前走のフューチャーステップでは、上記イチダイ、そしてウマノジョーとの接戦を制して巻き返した。まだまだ底を見せていない。
門別から転入初戦となるディックカントウは、1500~1600メートルで好成績を残していただけに怖い存在。
若駒賞5着、知床賞4着のウマノジョーも、引き続き期待できそう。
◎10サプライズハッピー
◯8イチダイ
▲1サンエイホープ
△9ディックカントウ
△12ウマノジョー
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