昨年(5月)のこのレースで重賞初挑戦ながらアウヤンテプイをしりぞけて勝ったのがグランヴァン。今年6月のグランシャリオ門別スプリントでも、ポアゾンブラックには2馬身差をつけられたもののアウヤンテプイとは同着の2着。ポアゾンブラックといえば、言うまでもなく北海道スプリントカップJpnIII、クラスターカップJpnIIIでともに2着という、ダートグレードをいつ勝ってもおかしくない実力。ホッカイドウ競馬の短距離で、それに次ぐ存在がアウヤンテプイとこのグランヴァン。今回はその3強のうち2頭が不在。格付け的にはまだA2で、56キロでの出走となれば落とせない一戦。
未知数ではあるが、3歳牝馬のガルノーヴァは50キロでの出走が魅力。今年の門別競馬場は日によってタイムが2~3秒も変わることがあり、単純なタイム比較は難しいが、1200メートル1分11秒6という持ち時計なら勝負になりそう。
クリーンエコロジーは、今シーズンの転入初戦でいきなりアウヤンテプイを負かしたが、どうやらアウヤンテプイのほうはシーズン初戦で仕上がり途上だったらしい。クリーンエコロジーはその後勝ち星がないとはいえ、元中央オープン馬。今回はグランヴァンにどこまで迫れるか。
ドラゴンウィスカーは、前走の1200メートル戦でクリーンエコロジーを競り落として、昨年北海道に再転入して以来の初勝利。短距離から中距離まで使われているが、昨年10月の道営スプリントでアウヤンテプイにコンマ4秒差の3着という実績もあり、ここでも上位争いの期待はできる。
今回が6歳にしての重賞初挑戦となるシセイカイカ、南関東から戻っての3戦目となるコールサインゼロは、このメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎5グランヴァン
◯9ガルノーヴァ
▲7クリーンエコロジー
△3ドラゴンウィスカー
△1シセイカイカ
△11コールサインゼロ
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