今シーズンのばんえい古馬重賞は、ばんえい十勝オッズパーク杯はオレノココロ、旭川記念はコウシュハウンカイ、北斗賞はフジダイビクトリーがそれぞれ勝って、2着もこの3頭で分け合った。なかでもフジダイビクトリーはここ5戦連続連対という安定ぶり。昨シーズン(今年)のばんえい記念では障害先頭であわやの場面があっての4着だっただけに、今後負担重量が重くなるにつれて、さらに好勝負が期待できそう。当日は雨予報が出ていて、昨年のこのレースを制したときも雨で3.3%の軽馬場だったということもプラス材料。
雨ということでは、昨年2着だったキタノタイショウにも期待したいところ。ばんえい記念を制したあとの今シーズンはまだ勝ち星がなく2着が最高という成績だが、人気を落としていても重賞で不意に好走するのがこの馬のパターン。ゆえにまったくダメという可能性もあるのだが。
5歳の期待馬オレノココロは、北斗賞でフジダイビクトリーより10キロ重い800キロで2着だったのは評価できる。
インフィニティーは、重賞で人気以上に走る印象。今シーズンも、ばんえい十勝オッズパーク杯こそ4番人気で4着だったが、旭川記念は7番人気で4着、北斗賞でも6番人気で3着。雨で止まらない馬場なら、早めの障害クリアから粘り込むシーンも考えられる。
5歳の期待馬のもう一方、コウシュハウンカイは、北斗賞こそ惨敗だったが、その後の2戦は勝ち切れないながらも差のないレース。引き続き好調だ。
穴ならトレジャーハンター。2014年のチャンピオンカップで2着があり、今シーズンは下級条件から連勝でクラスを上げてきた。クラス別定でオープン馬より10キロ軽い800キロというのも魅力。
◎2フジダイビクトリー
◯10キタノタイショウ
▲5オレノココロ
△1インフィニティー
△8コウシュハウンカイ
△7トレジャーハンター
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ロチュスのデビュー戦は、先行争いからハナをとると、3コーナーからは早くも2番手以下との差を広げ、直線では独走となっての6馬身差。ほかに芝1000メートル戦を勝っているメーターやサプライズハッピーより勝ちタイムこそ遅いものの、余裕のある内容。2走目の上積みと、まだ若い2歳馬だけに中1週での勢いに期待したい。
メーターのファーストステップ芝1000メートル59秒1は、今季ここまでの2歳戦では最速の時計。2番手追走から前のグレーストスカーナを直線坂上でとらえると、そこからあっという間に差を広げて4馬身差。この馬も将来性を感じさせる。
メジャーリーガーは水沢と盛岡のダートで2連勝。芝は未知数だが2勝を挙げているのはこの馬だけで怖い存在。
サプライズハッピーのデビュー戦は、1頭が取消となっての4頭立て。スタートダッシュはあまりよくなく、3番手から3コーナー過ぎで逃げ馬をとらえると、直線で振り切った。まだまだ本来の力を発揮していないと思える内容だった。
ソラトブヒャクは門別で4着、6着のあと転入。地区レベルを考えれば上位に食い込む可能性は十分考えられる。
グレーストスカーナのデビュー戦は、逃げて直線でも先頭だったが、メーターにとらえられると抵抗できずに突き放さた。それでも3着馬には5馬身差をつけている。メーターの力が抜けているとすれば、今回も上位に食い込む可能性はある。
◎10ロチュス
◯3メーター
▲7メジャーリーガー
△1サプライズハッピー
△5ソラトブヒャク
△2グレーストスカーナ
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