アムールブリエは3連勝でエンプレス杯JpnIIを勝利。しかもこれが引退レースとなったワイルドフラッパーを子供扱いという内容での完勝だった。サンビスタの前走のレースぶりには疑問符がつくだけに、この馬の成長ぶりに期待した。
このレース連覇がかかるのがサンビスタ。昨年のこのレースでワイルドフラッパーをぶっちぎってからダート女王への道を歩んだ。牡馬とのGI/JpnIでの負けは仕方ないが、前走スパーキングレディーカップJpnIIIの負け方はこの馬らしくなかった。今回、58キロを背負ってというのも楽ではない。
サンバビーンは、北海道に転厩初戦のヒダカソウカップでは4着だったが、ノースクイーンカップでは、ヒダカソウカップで1、2着の3歳馬2頭、ルージュロワイヤル、ジュエルクイーンに決定的な差をつけて完勝。中央時より力を落としている印象はまったくなく、サンビスタが全盛時の力を発揮できないようであればこの馬にもチャンスはある。
準オープンを逃げ切ったキャニオンバレーも実力的に差はない。関東オークスJpnIIで大差圧勝のホワイトフーガは、初めての古馬相手でどこまでやれるか。
◎7アムールブリエ
○10サンビスタ
▲9サンバビーン
△13キャニオンバレー
△8ホワイトフーガ
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シーズアウーマンのフレッシュチャレンジは、スタートから先頭に立ち、直線で軽く気合を入れただけで独走となり、2着に6馬身差をつける圧勝。3着馬にはさらに7馬身差がついた。少頭数6頭立てのこのメンバーでは能力的には抜けていると見る。
モダンウーマンは、フレッシュチャレンジで8馬身差圧勝のあと、栄冠賞で2着、さらにウィナーズチャレンジでも2着。経験値を併せれば、こちらが上回る可能性もある。
ブリーダーズゴールドジュニアカップ(7着)からの連闘となるミスミランダーだが、さすがに1600メートルは長かったようだ。今回は逆に経験のない1000メートル戦だが、2勝を挙げている1200メートルのレースぶりからも期待はできそう。
ツリーナッツヒメのフレッシュチャレンジは、直線でフラフラして、かなり荒削りな競馬だった。それでいて勝ってしまうのだから、まともに走ればそれなりの力はありそう。
◎2シーズアウーマン
○5モダンウーマン
▲4ミスミランダー
△6ツリーナッツヒメ
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