NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
8頭立てながら遠征馬が5頭もいて、興味深いメンバーが集まった。
期待したいのは、目下4連勝中で兵庫から遠征してきたトウショウセレクト。兵庫移籍後1400メートル戦のみを使われて14戦10勝。名古屋に遠征した東海桜花賞でピッチシフターの2着というのも評価できる。兵庫には1400メートルの古馬重賞がダートグレードの兵庫ゴールドトロフィーJpnIII以外では園田チャレンジカップ(今年は9月4日)しかない。それゆえこの距離を狙っての遠征だろう。重賞初制覇のチャンスと見る。
タツミリュウは、中央準オープンから転入して、2戦目のスプリングカップこそ惨敗だったが、ここ2戦は1500メートルで7馬身差、トライアルの1400メートル戦でも5馬身差の圧勝。中央時代は芝のみを使われていたが、ダートのこの距離で強さを見せている。
タッチデュールは、なんと兵庫サマークイーン賞から中3日での出走。遠征競馬でダートグレードや地方全国交流など高いレベルのレースを使われているだけに、ここなら勝負になるのではないか。
キクノフレヴァンも中央準オープンからの転入で、1600メートルのA2特別を圧勝し、前走中央との条件交流でも地元馬では唯一上位に割って入っての2着。地方ではまだ底を見せていない。
このレース連覇がかかるのがセイカアレグロ。昨年8月のイヌワシ賞以降、勝ち星からは遠ざかっているものの、ナムラダイキチにアタマ差の2着があったり、復活のきざしはある。
◎7トウショウセレクト
◯1タツミリュウ
▲2タッチデュール
△3キクノフレヴァン
△5セイカアレグロ
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