東海ダービー勝ち馬に、兵庫ダービー2〜5着馬がいるという遠征馬が6頭。そして北日本新聞杯1、2、4着馬をはじめ地元金沢勢も6頭。いわゆる"ダービー"が行われていない金沢で、"再戦ダービー"とでもいうようなメンバーとなった。
本命はやはりコパノジョージ。菊水賞ではインディウムを2馬身差まで追い詰め、兵庫チャンピオンシップJpnIIではインディウムに先着して地方最先着の4着。兵庫ダービーでは差をつけられてしまったが、インディウムがジャパンダートダービーJpnI出走とあっては負けられない一戦。田中学騎手が療養中につき、手綱を託された吉村智洋騎手がどんなレースを見せるか。
迎え撃つ地元勢の筆頭はエムティサラ。2歳時に金沢プリンセスカップを制したあと低迷していたが、それ以来半年ぶりの勝利から3連勝で北日本新聞杯を制した。それ以上に、前走古馬A-2特別で2着争いの一線の4着は価値がある。
ライブザドリームは3歳5月という遅いデビューから4連勝。いずれも一方的なレースぶりで2着に1秒以上の差。今回はいきなりの相手強化でどこまでやれるか注目の1頭。
東海勢では、東海ダービーには不出走だったルックスグーを評価。勝ち切れないレースが続いているが、新緑賞でミトノレオとの接戦でハナ差の2着など、重賞級の力はある。
ナニスンネンは兵庫ダービーでコパノジョージに1馬身差と迫って3着。続く前走の条件交流でも2着に好走。園田では3着以内を外していない安定感がある。
北日本新聞杯2着のベニバナオンリーも6戦連続連対中と、ここにきて力をつけている。
東海ダービー馬バズーカは、その一戦だけ名古屋に在籍して、今回は兵庫に戻っての遠征。ただその東海ダービーは、この馬以外はすべて牝馬で、2着だったツリーハウスが7月1日のクイーンカップで5着に敗れている。もともと菊水賞では2着のコパノジョージから5馬身以上離されており、東海ダービーのレベルにはちょっと疑問。
◎8コパノジョージ
○5エムティサラ
▲12ライブザドリーム
△2ルックスグー
△6ナニスンネン
△11ベニバナオンリー
△4バズーカ
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