NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
昨秋の北國王冠と中日杯で一騎打ちを演じたケージーキンカメとジャングルスマイルが登録のみで揃って回避。金沢競馬シーズン開幕の重賞としてはちょっと寂しいメンバーとなった。
注目はナンディン。中央3歳未勝利から転入し、ブランクがあっての初戦は2着だったものの、そのあとは下級条件から14連勝。A3特別で2着に敗れたものの、重賞初挑戦となった昨年末の中日杯では、ケージーキンカメ、ジャングルスマイルに続く3着と好走した。冬休み明けのA2特別を勝って臨む2度目の重賞。中日杯で先着された2強が不在となるここは重賞初制覇のチャンスだ。
相手にはタツミリュウ。中央準オープンから転入し、1年以上の休養明け初戦として臨んだのが前走のA1特別。そこではジャングルスマイルに3馬身差をつけられての2着。叩き2戦目での上積みがあれば、上位争いも可能と見る。
前走でそのタツミリュウに続いての3着だったのがセイカアレグロ。昨シーズン秋以降は落ち込んだが、前半はスプリングカップ、金沢スプリントカップ、イヌワシ賞と重賞3勝を挙げた。復活に期待したいところ。
明けて4歳になったアキレウスが古馬重賞初挑戦でどこまでやれるか。昨秋の金沢移籍後、A1特別で初勝利を挙げたトウショウマナーズもメンバーを考えれば今回は挑戦者という立場。
◎8ナンディン
◯9タツミリュウ
▲1セイカアレグロ
△2アキレウス
△5トウショウマナーズ
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