NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
3月21日に行われた3歳A級戦に出走していた5頭が再戦というメンバーで、やはりそこを快勝したグッドギアーが中心。その休み明け初戦は、2番手追走から絶好の手ごたえで直線で先頭に立ち、牡馬のトーホクライデンには半馬身差まで迫られたが内容的には完勝。今回出走している牝馬ではトーホクフェアリーが4馬身差をつけられての3着だっただけに、牝馬同士では力は抜けていた。北海道では未勝利を勝っただけだったが、これで転入後5戦4勝。2着に負けた寒菊賞の勝ち馬は、南部駒賞2着、そして金杯を勝ったスペクトルだけに、同世代の牝馬同士なら重賞線戦の期待馬となりそうだ。
強敵となりそうなのは、北海道所属として知床賞2着があるクリールジェニー。その知床賞は北海道からの遠征馬が上位3着までを占め、トーホクフェアリー、スペクトルらを問題にしなかった。今回は転厩初戦で、それ以来半年ぶりの実戦でどの程度の力が出せるか。上積みがあればあっさりという場面も考えられる。
川崎から転入初戦となるトリプルクロッシュは、門別で2勝を挙げ、南関東では勝ち星こそなかったものの3歳の条件戦では5戦すべて掲示板内とまずまずの好走。順調に使われてきているのはアドバンテージになりそう。
正月の金杯で3着だったトーホクフェアリーは、牝馬同士で巻き返しのかかる一戦。
休み明け初戦の3歳B1級を制してここに臨むマルケイフロイデは、タイム的にやや見劣りがするが、一度叩かれての上積みがあれば。
◎4グッドギアー
◯9クリールジェニー
▲2トリプルクロッシュ
△5トーホクフェアリー
△10マルケイフロイデ
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