NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
いよいよ注目の対決だ。JpnIIの兵庫ジュニアグランプリでは結果を残せなかったものの、地元馬同士では6戦6勝のトーコーヴィーナスに、デビューからいずれも一方的なレースばかりで3戦全勝のインディウム。1400メートルの持ちタイムでは、トーコーヴィーナスの1分28秒3があるが、それは兵庫ジュニアグランプリで7着に敗れてのもの。地元同士では1分31秒台まで。対してインディウムは地元同士で1分29秒台が2度ある。おそらくどちらもまだ目一杯の仕上げも目一杯のレースもしていないのだろう。トーコーヴィーナスには、単独で先頭に立つとソラを使うということもある。それゆえ接戦の勝利も少なくない。まことに難しい選択だが、中央の強いメンバーとの対戦と、前走で1700メートルを経験していることからトーコーヴィーナスを上にとった。ちなみにどちらも主戦は木村健騎手で、今回はトーコーヴィーナスを選び、インディウムには川原正一騎手となった。
こうした未対戦の2頭の一騎打ちかというレースでは、意外に力の差があって、真っ向勝負になったときにどちらかが惨敗というケースもめずらしくない。そこに食い込む可能性があるのは、前走1700メートル戦でトーコーヴィーナスに半馬身差まで迫ったポッドライジング、兵庫若駒賞でトーコーヴィーナスの2着があるポムショコラ、前走でインディウムの2着だったエムアイアックスあたりか。ただ実力の抜けた馬がいる場合、着狙いの格下馬が漁夫の利的に好走することがあるので、連下を予想するのも難しい。
◎8トーコーヴィーナス
○11インディウム
△4ポッドライジング
△9ポムショコラ
△5エムアイアックス
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