NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
ロールボヌールは、ここまでまったく危なげないレースぶりで3連勝。ダートも芝も関係ない。特に前走若駒賞は、意識的に控える競馬で、直線で追い出されるとあっという間に後続を突き放して大差をつけた。岩手のこの世代では目下のところダントツの存在。今回は、遠征勢3頭を相手にどんな競馬を見せるか。
そのロールボヌールにとって、おそらくデビュー以来初めての手強い相手となりそうなのが北海道のフジノサムライ。ウィナーズチャレンジの勝利もあって常に崩れることがなく、ブリーダーズゴールドジュニアカップ、サンライズカップと、ホッカイドウ競馬のこの世代のトップクラスでレースをしてきた。印は対抗だが、この馬が頭の馬券も買いたい。今年デビュー2年目となる石川倭騎手は、重賞初制覇を果たしたコールサインゼロで重賞を2勝。今シーズン57勝を挙げ、北海道リーディング5位と大躍進だ。
スズカブレーンも北海道で3勝と軽視できない存在。ただこれまで1200メートル戦しか経験がないのが気になるところ。
大井から遠征はコスモグリズリー。デビューした北海道でフレッシュチャレンジを制し、大井で目下2連勝中と勢いがある。
地元勢は、ロールボヌールとは勝負付けが済んだと思われるメンバーだが、若駒賞2着のあと芝のフューチャーステップを勝っているスペクトルが遠征勢との上位争いに食い込めるかどうか。
◎4ロールボヌール
◯3フジノサムライ
▲8スズカブレーン
△9コスモグリズリー
△2スペクトル
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