ワイルドフラッパーは、ブリーダーズゴールドカップJpnIIIではサンビスタに3馬身ちぎられたが、レディスプレリュードJpnIIできっちり巻き返した。ブリーダーズゴールドカップが直線伸びを欠いてという競馬だっただけに、レディスプレリュードのレースぶりが本来の姿であり、また、サンビスタとの実力差でもあると考える。今年春から言われていた、ダート女王の座を確定させることになりそうだ。
地方初参戦の中央3頭との比較が難しいが、いずれもダートでの実績馬で、前走準オープンを勝ってここに臨むブルーチッパー、トロワボヌールが相手候補の上位。この2頭はワイルドフラッパーを負かす可能性もあると見る。
ブルーチッパーはデビュー以来ダートの中距離のみを使われ、マイペースの逃げに持ち込んでここまで3連勝。ただ心配なのは15番枠に入ってしまったこと。1コーナーの入りまでにすんなりとハナをとれればいいが、無理を強いられるようだと厳しい競馬になるかもしれない。
対してトロワボヌールは、好位〜中団追走から直線勝負の競馬。1000万条件の東京ダート1600メートルでは不良馬場とはいえコースレコードでの勝利もあり、まだ底を見せていない。
サンビスタは押し出されるように△の筆頭になってしまった。レディスプレリュードのレース内容から、再びワイルドフラッパーを負かすというまでは難しいように思う。
堅実に掲示板は確保するアクティビューティだが、さすがにこれだけ若い世代の上がり馬が揃うと、連下争いまでが精一杯だろう。
地方の期待はピッチシフター。昨年3歳で挑んだJBCレディスクラシックは地方最先着の5着で陣営の笑顔があったが、今年はさらに上にいかないと喜びはないだろう。佐賀のサマーチャンピオンJpnIIIで牡馬相手に2着という実績からも、その可能性はある。
マイネエレーナは、前走埼玉新聞栄冠賞が、マイペースでの逃げから直線差を広げて9馬身差の圧勝。中央時代よりかなり力をつけている。
◎4ワイルドフラッパー
◯15ブルーチッパー
▲6トロワボヌール
△10サンビスタ
△9アクティビューティ
△3ピッチシフター
△5マイネエレーナ
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