南関東のクラシックで上位を争ってきたメンバーが強そう。10月21日のスターバーストカップでは、ダンスパフォーマー2着、ドラゴンエアル3着。好位から直線で早めに先頭に立ったダンスパフォーマーに対して、ドラゴンエアルはいつもどおり後方からで、4コーナー手前からムチを入れて追ったが、伸びてはいるものの反応イマイチで届かずという競馬だった。とはいえドラゴンエアルは、京浜盃では直線抜群の切れを見せてハッピースプリントに1馬身3/4差まで迫っており、羽田盃3着、東京ダービー4着と能力上位であることは間違いない。休養明け2戦目での上積みにも期待。これまで重賞2着2回、3着2回、4着1回と、もう少しのところで手が届いていないが、ここでタイトル奪取を狙う。
相手はやはりダンスパフォーマー。小回りの水沢コースだけに、好位追走から早めに抜け出して押し切るという場面も十分考えられる。
ケージーキンカメは、北國王冠で秋になっての充実ぶりを見せた。2周目向正面からジャングルスマイルと一騎打ちとなり、ゴール前でじわじわと前に出て1馬身先着。ジャングルスマイルといえば、今年正月の川崎・報知オールスターカップでは3コーナー過ぎで見せ場をつくっての6着と南関東の重賞でも互角に戦える実力を見せた。ケージーキンカメはそれを真っ向勝負で負かしたとあれば、上記2頭をまとめて負かす場面も考えられる。
ファイヤープリンスは押し出されてという感じでの△までだが、古馬A2クラスで揉まれている実力を考えればそれほど差はない。ただ東京ダービーで除外となり、2000メートルは今回が初距離となるのがどうか。
岩手三冠を狙うライズラインが地元勢では断然だが、さすがにこのメンバーに入ると善戦までだろう。
◎10ドラゴンエアル
○9ダンスパフォーマー
▲8ケージーキンカメ
△6ファイヤープリンス
△12ライズライン
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