吉野ヶ里記念を逃げ切ったスイングエンジンは、終始サウスパシフィックにうしろからつつかれる厳しい展開も、最後まで交わされることなくしのぎきった。佐賀転入後は1400メートル戦しか使われていないが、中央時代の2勝はダートの1700メートルと1800メートル戦。距離延長も問題ないと見る。
スイングエンジンの転入初戦で土をつけたのがマイネルパルフェ。佐賀転入後は1400から2000メートルまでさまざまな距離で10戦して、一度も3着を外していないという安定感が光る。
中央準オープンの実績があるのがズンダモチ。笠松から転入初戦のA1・A2の重賞・大村湾賞を3馬身差で快勝。南関東時代に1500メートルの特別勝ちはあるものの、今回の距離を考えるとやや割引。
前走5頭立ての尾鈴山賞で7馬身差圧勝のディアフロイデや、2走前の大船山特別でディアフロイデを負かしているリバーキャッスルらも上位争いの力はありそう。
7頭立てだが、ほとんどの馬にチャンスがありそうで難しい。
◎5スイングエンジン
◯1マイネルパルフェ
▲4ズンダモチ
△7ディアフロイデ
△2リバーキャッスル
開聞岳賞の出走表はこちら
オールドラヴは目下3連勝中。今回と同じ水沢1400メートルで行われた前走8月24日のフューチャーステップは、クビ、クビ、同着という4頭の接戦を制した。逃げていたコウギョウポケットに直線で一旦は離されたものの、うしろからラブディーバ、フロムミートゥユーが迫ってくると、ぐいっと伸び、その勢いで差し切った。並ばれると抜かせない強さがある。それゆえの、いずれも接戦での3連勝なのだろう。
トーホクフェアリーは、水沢でのデビュー戦は大敗だったが、盛岡で2戦して、前走水沢に戻っての1300メートル戦で5馬身差圧勝。3番手追走から前をとらえてというレースだったが、その前を行った2頭が直線バタバタだったことから、この馬の力が抜けていことがわかる。
コウギョウポケットは、前走のフューチャーステップではゴール寸前でオールドラヴに交わされたが、直線単独で先頭に立つと遊ぶようなところがあった。まだまだ変わり身はありそう。
ラブディーバもここ3戦はオールドラヴとコンマ1秒差で勝ち負けのレースをしているだけに、実力的には差がない。
ランデックハナコは、水沢850メートルのデビュー戦を圧勝。血統的に距離伸びてからという感じだけに、ここでいきなりという可能性もある。
盛岡芝の新馬戦でラブディーバにアタマ差2着だったランデックナイトは水沢のダートでどうか。
◎5オールドラヴ
◯4トーホクフェアリー
▲3コウギョウポケット
△2ラブディーバ
△1ランデックハナコ
△7ランデックナイト
ビギナーズカップの出走表はこちら