NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
金沢に新設された3歳牝馬による重賞。3歳限定戦ということでは、MRO金賞(8月5日)からは中3週、そしてサラブレッド大賞典(9月14日)へは中1週となる。
重賞実績馬が少ないなかで、2歳の早い時期からホッカイドウ競馬でそこそこの結果を残してきたファーストキスの実績が目を惹く。北日本新聞杯こそ勝ち馬から差があっての6着だが、前走古馬A3特別で1馬身差2着という成績は、牝馬同士のこのメンバーなら力は抜けていると見る。
エトワールドロゼは、前走3歳A1特別で、ラチ沿いをぴったり回ってきて3コーナー過ぎで早め先頭から直線でサンセバスチャン以下の後続を突き放した。6番人気ではあったが、良馬場で1分31秒2も好タイム。同じようなレースができればファーストキスとも好勝負ができそう。
そのサンセバスチャンは、続く前走3歳A2戦で巻き返しての勝利。ここ4戦でいずれも3着以内というレースぶりは安定して力を発揮している。
セイウンアネゴは、前走ではパピポッポの2着に敗れたが、不良馬場に終始追いどおしという苦しい競馬だった。3走前のJRAとの条件交流こそしんがり惨敗だったが、それを別とすれば6月以降はオール連対。ここでも上位争いに食い込めそうだ。ただ道悪がヘタなのであれば、曇時々雨という予報は心配だ。
前走でサンセバスチャンとそれほど差のない競馬をしているハヤグリーヴァ、前走でセイウンアネゴを負かしているパピポッポらも差はない。
◎8ファーストキス
◯2エトワールドロゼ
▲3サンセバスチャン
△6セイウンアネゴ
△4ハヤグリーヴァ
△11パピポッポ
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