NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
B級馬による重賞。前開催のB級重賞・新涼賞組が3頭、B-2組のあさがお特別組が6頭、そして前開催を休んだレコパンという10頭による対戦。
サエッターレは、名古屋から転入後C級で3連勝のあと、前走B-2組特別では2着に敗れたものの、3着馬には6馬身差をつけた。そのときの走破タイム1分54秒6は、稍重とはいえ今回の出走メンバーの近走の走破タイムと比べるとかなり速い。その前走の勝ち馬タカノアラエビスが今回は登録のみで不在となれば、中心はこの馬。
エッフェルは中央1勝から転入して5戦、勝ち星がないとはいえ、いずれも4着以内の好走。今回はメンバーに恵まれ、サエッターレさえ負かせれば佐賀初勝利というチャンスも。ただ中央時はダートの短距離を中心に使われ、佐賀でこれまでに一度だけ出走した1750メートル戦では勝ち馬からやや差があっての4着だっただけに、距離面での不安がないわけではない。
ビューワールドは、4走前、2走前のB級重賞で、それぞれ4、3着だが、勝ち馬からは1秒以上の差。ただ今回のメンバーなら十分に連下は狙える。
3走前のB-2組特別を勝っているセンヒメ、佐賀転入後B級の重賞または特別を8戦して2、3着が計4回というホワイトショウフク、前走がB-2組昇級初戦だったナンヨーヤシマらも馬券圏内の争いにはからんできそう。
◎8サエッターレ
◯3エッフェル
▲6ビューワールド
△5センヒメ
△9ホワイトショウフク
△4ナンヨーヤシマ
御船山賞の出走表はこちら