NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
コパノバウンシは、グランダム・ジャパン3歳シーズン第2戦の若草賞で、先行して粘って2着。今回の相手は地元のあやめ賞組か、ル・プランタン賞の惨敗組かとなるが、あやめ賞最先着のフラッシュモブが、若草賞上位組が出走していた名古屋・梅桜賞で6着だったことを考えれば、実力的にはコパノバウンシが最上位と考えていいだろう。ただサウスヴィグラス産駒でもあり、1600メートル戦で惨敗があるように距離がどうか。内枠からすんなりハナでマイペースで逃げられれば。
フラッシュモブは、笠松から転入初戦のあやめ賞で2着。3コーナー過ぎで先頭に立ち、最後はアイスカチャンにハナ差交わされたが、3着ジャリーヴには7馬身差をつけた。すでにキャリア25戦。2歳時より馬体が減っているのが気になるところで、馬体を戻して上積みがあるかどうか。
ジャリーヴもあやめ賞が中央からの転入初戦。中央時はデビュー2戦目の未勝利戦を勝ち、前回が3カ月ぶりだったことを考えれば、こちらも上積みがあればというところ。あとは1600メートルが初めてで、距離も課題となりそう。
ターントゥタイドは、デビューから3連勝で若鮎賞を制したときは期待されたが、その後は1勝を加えたのみ。とはいえ、12月のプリンセスカップは3着だったが地元最先着。金杯は牡馬が相手。あやめ賞は冬休み明けだった。それらを考えれば、叩き2戦目の上昇は期待できる。ただ結果を残してきたのが盛岡の芝というのが気になるところ。
◎3コパノバウンシ
○2フラッシュモブ
▲7ジャリーヴ
△11ターントゥタイド
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