バルーンは、1番人気で出走した道営記念では、直線を向いて一旦は完全に抜け出したものの、外から2頭に交わされて3着。勝ったレオニダスは川崎に移籍し、2着のショウリダバンザイは引退。今回の出走全馬が今年の初戦ということで、どの馬にも仕上がり次第という面はあるが、今シーズンのホッカイドウ競馬の古馬戦線を引っ張っていくのはこの馬だろう。
ニシノファイターは、道営記念では4番人気ながら13着に大敗。秋から調子を上げてきていたが、もともと勝つときは強いがときに惨敗もあるというタイプ。とはいえ門別の1800~2000メートルでの7戦3勝、2着2回という適性は侮れない。
インフィニットエアは、転入後A1クラスを3戦して、1、1、2着という成績。転入初戦ではニシノファイターをハナ差でしりぞけいただけに、重賞でも楽しみな存在。
コスモアジルの昨シーズンは、3着を外さない堅実な成績でクラスを上げ、道営記念でも4着と好走。6歳とはいえまだまだ上積みの余地がありそう。
ナリタボルトは中央1000万から転入して、道営初戦となる今回が1年9カ月ぶりの実戦。中央時の力が発揮できればここでも勝ち負けだが、久々でどこまで戻しているか。
シャイニーダンディは、中央1000万で頭打ちという成績で昨年夏に転入。門別では勝ち星は挙げていないものの、ステイヤーズカップ4着、道営記念5着という成績で、冬期の休養で状態が上向いていれば。
◎2バルーン
◯4ニシノファイター
▲9インフィニットエア
△1コスモアジル
△5ナリタボルト
△6シャイニーダンディ
コスモバルク記念の出走表はこちら
前走でダートJpnIIIを勝った2頭、ダノンカモンかノーザンリバーかという争いで、6歳でもまだまだこれからというノーザンリバーが本命。前々走フェブラリーステークスGIは4着だが、ホッコータルマエ(2着)、ベルシャザール(3着)という昨年のダートチャンピオン2頭と差のない内容。前走東京スプリントJpnIIIは、セイクリムズンに3馬身差をつけてという、まさに快勝だった。GII/JpnIIやGI/JpnIを勝たなければ斤量的に恵まれることもあり、地方のダート短距離戦線をうまく使っていけば連戦連勝という可能性はある。
斤量面ということでは、名古屋大賞典JpnIIIで恵まれたのがダノンカモン。他の中央勢3頭はいずれもJpnII勝ちがあり、3~4キロ差があった。今回は得意の距離でもあり、ノーザンリバーとの一騎打ちになりそう。
ピッチシフターは、4番人気で臨んだ東海桜花賞は中団からという作戦が見事に当たっての快勝。休み明けながら成長がうかがえるレースぶりだった。いずれメンバーの薄いJpnIIIや牝馬のダートグレード(ただしワイルドフラッパーのいないところで)ならチャンスがあるのではないか。
サイモンロードも、いずれダートグレードでという走りを見せていたが、ここ2戦が案外だった。今回、外枠に入ってしまったが、ほかに行くような馬もなく、マイペースで逃げてどこまで粘れるか。
ダイショウジェットは、例によって地方の1400メートルは得意の舞台。中央のほか2頭は強力だが、2着3着では押さえておきたい。
◎8ノーザンリバー
◯4ダノンカモン
▲9ピッチシフター
△11サイモンロード
△1ダイショウジェット
かきつばた記念の出走表はこちら