芝からダートへの転向組2頭が強力だ。ドリームバレンチノは今年の高松宮記念でロードカナロアのレコード勝ちの2着があるという実力で、初ダートとなった前走JBCスプリントは、M.デムーロ騎手の好騎乗もあって2着と好走。不安視されたダートも問題なくこなした。今回、園田コースで岩田騎手ならなお心強い。
3歳のエーシントップは、春にはシンザン記念からニュージーランドトロフィーを連勝したものの、その後はやや落ち込んだ。しかし初ダートとなった前走の霜月ステークスでは古馬相手で56キロを背負って完勝という内容。今回はそこから1キロ重くなるだけの57キロで、あとは園田の小回りコースをこなせればというだけ。
エプソムアーロンは、前走から再び高知の雑賀正光厩舎に戻った。その前走での7馬身差圧勝は相手関係を考えれば当然だが、園田FCスプリントで見せた末脚や、笠松グランプリは4着とはいえコースレコードからコンマ4秒というタイムで走っていたことなどを考えれば、ハンデ51キロならあっと言わせる場面があるかもしれない。
連覇を狙うティアップワイルドだが、ここ3戦続けて二桁着順。ただ前走のカペラステークスGIIIは、着順に目をつぶれば勝ち馬からコンマ7秒差の1分11秒4は悪いタイムではない。昨年のようにマイペースで先行できたときにどうか。
北海道から遠征のウルトラカイザーは、佐賀から移籍し1年以上のブランクがあって、この秋に2戦。その成績からまだ底を見せていないという魅力はあり、前走も南関東のオープンで接戦の2着。そのときから4キロ軽い52キロに加え、地元の田中学騎手なら、上位争いもという可能性はある。
コスモワッチミーは、昨年のこのレースは51キロで4着で、今年は52キロ。やはりハンデ戦で52キロだった佐賀記念JpnIIIでの3着という成績もあり、さらには中央4頭のうち2頭があまりアテにならない近走だけに、上位争いにからむチャンスはある。
◎10ドリームバレンチノ
◯7エーシントップ
▲1エプソムアーロン
△4ティアップワイルド
△11ウルトラカイザー
△3コスモワッチミー
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