2歳馬による新設の天山賞はS2重賞だが、JRA認定ゆえ九州大賞典を上回る1着賞金250万円。
2勝馬がミスタージャックのみで、あとは1勝馬か未勝利馬という組み合わせ。ここは九州ジュニアチャンピオンで1番人気に支持されながら5着だったミスタージャックの巻き返しに期待がかかる一戦。その九州ジュニアチャンピオンは、4頭出しの東眞市厩舎勢の争いになると思われ、そのうちの1頭、マツノヴィグラスが勝つには勝ったものの、それ以外の3頭は案外のレースぶりだった。今回、東眞市厩舎はこのミスタージャック1頭のみの出走。そういう意味でも期待は大きいはず。
九州ジュニアチャンピオンで、その東眞市厩舎勢に割って入ったのがケンシスピリット。9番人気にもかかわらず、勝ったマツノヴィグラスに半馬身差と、あわやの場面もあった。ここでも一泡吹かせる場面は十分に考えられる。ただ、父マイネルラヴだが、前走は距離延長がよかった可能性はある。今回距離短縮でどうか。
クラトリアゲインは、デビュー2戦は競馬にならなかったが、3戦目を逃げ切り圧勝で初勝利を挙げてからは善戦。続く前々走では、九州ジュニアチャンピオンで人気になった東厩舎の1頭、アオゾラセントに1馬身差まで迫っている。前走、勝ち馬からは離されたものの、タイムとしてはそれほど悪くない。このメンバーなら上位に食い込める。あとは2カ月ぶりがどうか。
10月27日の2歳1組戦は中央から転入のエイケイキャプテンが圧勝したが、そこで3着だったナイスセーラ、4着のカシノカサブランカはこのメンバーに入ればそこそこのレベルにあるかもしれない。
◎3ミスタージャック
◯11ケンシスピリット
▲9クラトリアゲイン
△7ナイスセーラ
△8カシノカサブランカ
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