今年は1か月後に同じ舞台でJBCクラシックが行われるため、例年より有力馬が集まった。ここは3連勝中でエルムSまで制したフリートストリートに期待する。3歳時に出走したジャパンダートダービーは9着と結果を残せなかったが、1000万特別からの3連勝で充実。前走エルムSは、エーシンモアオバーの2番手を追走し、ゴール前でとらえてコースレコードでの勝利。今回もエーシンモアオバーのつくる流れを追走し、早め先頭からシビルウォー、ハタノヴァンクールのまくりを封じる。
一昨年の覇者シビルウォーは、おそらく向正面から3コーナー手前の早めのスパートで前をとらえに行くパターンだろう。一気にまくってフリートストリートをとらえれば勝機は十分だが、フリートストリートの長く使える脚は強敵となりそう。
JpnI・2勝で実績ナンバー1はハタノヴァンクール。前走ブリーダーズゴールドカップJpnIIでは、シビルウォーを早めにとらえにかかって突き放した。ただ今回はエーシンモアオバーが引っ張る流れで、直線一瞬の末脚で勝負するこの馬には展開的にどうだろう。フリートストリートより5キロ、シビルウォーより2キロ重い60キロというのも、いかにも厳しい。
地元期待のサミットストーンが、この一線級のメンバーを相手にどこまでやれるか。中央では1000万勝ちまで。この5連勝で中央在籍時より力をつけていればというところ。JBCを盛り上げるためにも、地元代表としてここで好勝負を見せたい。
エーシンモアオバーはマイペースに持ち込んでどこまで粘れるか。
コスモファントムは芝の重賞を中心に使われ、ダートのマーチステークスGIIIも含めたここ3走は惨敗が続いているが、3歳時にはジャパンダートダービーJpnI・2着、白山大賞典JpnIII・3着があった。地方の馬場ならという可能性はある。
◎5フリートストリート
◯8シビルウォー
▲11ハタノヴァンクール
△7サミットストーン
△4エーシンモアオバー
△10コスモファントム
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