9月2日のビューティフル・ドリーマーカップ(水沢)が終わった時点で、グランダム・ジャパン古馬シーズンのポイントは大混戦。最終的に地方所属にならなければ表彰対象にならないJRA馬を除けば、アスカリーブルとシャイニングサヤカが20ポイントで並び、クラキンコ、センゲンコスモが15ポイントで、さらにショウリダバンザイが14ポイントで続いている。いずれも北海道か南関東所属馬で、この秋桜賞で西の馬が上位争いに加わってくることになるのだろう。
その筆頭は、11年の3歳シーズンに続いて2度めの女王の座を狙うマンボビーン。年明けの新春賞では惨敗したが、その後は牡馬との対戦も含めて3着を外していないという安定した成績。前走がこの古馬シーズンには初参戦で、早めの仕掛けから人気のアスカリーブルを振り切った。ダートグレードも勝っているそのアスカリーブル級の馬がいない今回のメンバーなら負けられないところ。もし勝てば20ポイントでトップに並ぶことになり、さらに混戦に拍車がかかる。
3歳のピッチシフターがここで古馬重賞に挑戦してきた。東海クイーンカップ2着、東海ダービー4着は、やや期待を裏切った形になったが、その後は古馬とのオープン特別2着のあと、A2特別からMRO金賞を連勝。再び調子を上げてきている。オープン特別での2着は、ここにも出走しているスウィングダンスにクビ差及ばずというもの。そのときは53キロで同斤量だったが、今回は2キロ軽い。3歳ゆえ成長を加味すれば、ここでも勝負になる。
トウホクビジンはこれが127戦目。今季は1勝のみだが、シアンモア記念(盛岡)を制している。その後も出走しているのがダートグレードだったり南関東の重賞だったりというハイレベルなメンバー相手で結果を残せていないが、地方同士で牝馬重賞なら勝負になる力はまだまだ持っている。
スウィングダンスは、名港盃2着を含め7戦連続連対中だが、押し出される形で△まで。読売レディス杯2着のメビュースラブが大井から遠征してきた。佐賀から遠征のギオンゴールドまで上位に食い込むチャンスはありそう。
◎10マンボビーン
◯11ピッチシフター
▲3トウホクビジン
△2スウィングダンス
△5メビュースラブ
△4ギオンゴールド
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