NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
例によってB級重賞の新涼賞。新涼とは......、秋の初めての涼しさのことで、8月の季語。<新涼や 佛にともし 奉る>という高浜虚子の有名な句があるそうです。はい、ネットで検索しました(笑)。
翌25日に、あさがお特別というB-1組の特別が組まれているので、その次のクラスの編成ということになるか。過去5走の馬柱を見ると勝利を挙げている馬が1頭もなく、2着に入っているのも、バルチクリッジのB-3組とB-2組特別での2度だけというメンバー。
そのバルチクリッジは、6月22日の夏至賞で3着。そのとき僅差で2着だったウルトラキングや、1馬身差で4着だったビーンケードは翌日のあさがお特別に登録。前々走の里帰りジョッキーズカップは惨敗だったが、これは相手が強かった。前走葉月特別も1馬身差2着と好走しており、その勝ち馬カシノペンダントもやはりあさがお特別に出走予定となっているだけに、バルチクリッジにとってはメンバー的に楽な相手となった。
8月14日のB-1組特別(向日葵特別)で、今回のメンバーより格上馬を相手に、着差はやや離されたものの、3着、5着とそれぞれ好走を見せたシゲルネーブル、トリックトリートも勝利を狙える。
カズノミラクルは、近走は1秒以上の差をつけられての敗戦が続いているが、前走3着は格上馬相手のもの。ここなら上位争いに加わる力はありそう。
転入初戦となるシゲルミカンはここまで未勝利だが、今年になってから南関東の下級条件とはいえ入着実績がある。好走の可能性も。
◎7バルチクリッジ
◯8シゲルネーブル
▲6トリックトリート
△3カズノミラクル
△10シゲルミカン
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